盛岡タイムス Web News 2015年  11月 16日 (月)

       

■ 参院選岩手区 自民は田中真一氏上申へ 公募3人で最終選考 県連選対委 支部参加投票 初の試み


     
  選考後、会見する田中真一氏(中央)と鈴木俊一会長(右)ら  
  選考後、会見する田中真一氏(中央)と鈴木俊一会長(右)ら
 

 自民党県連(鈴木俊一会長)は15日盛岡市内で選対委員会を開き、来夏の参院通常選挙岩手選挙区(改選1)に伴い実施した公募に基づく候補者の2次選考をした。その結果、2013年に同選挙区で党公認として立候補し、次点だった党県ふるさと振興支部長の田中真一氏(49)を最終合格者と決めた。今週中に党本部へ上申し、決定すれば岩手選挙区支部長として候補予定者となる。

  2次選考には、応募した田中氏、元県議の及川敦氏(48)、大船渡市出身で通訳案内士の鈴木元氏(47)の3人全員が出席。それぞれ所信表明後、質問5項目に回答。抽選で登壇順が決められた。

  選挙権のある国会議員や県議ら役員、市町村・職域支部がそれぞれ投票した。得票数が1票でも上回れば合格で、同数の場合は抽選とされた。公募は過去にも行われたが、支部なども参加した投票による選考は初の試み。

  その結果、田中氏が81票、及川氏が24票、鈴木氏が2票となり、田中氏が大差で選ばれた。投票権は全134票あり、投票総数は欠席を除く111票だった。うち無効票、白票が4票で、有効投票は107票だった。

  鈴木会長は決定後、「公募を通じて各市町村・職域支部参加のもと、投票により透明性を持ち、開かれた形で候補者を選ぶことができた。応募の3人とも若くて大きな志を持った立派な方たち。これは通過点でこれからが本番。来年の選挙に向けて一致団結した力を発揮し、岩手県で参院議席を獲得したい」と呼び掛けた。

  田中氏は決定後の会見で「2年前にいただいた民意にしっかりと応えるため、それに上乗せした支援を頂くため今一度挑戦させてもらいたいと考えた。わが党にとって次の参院選は大事な選挙。何としても岩手選挙区で勝ち上がるのが課せられた責任。地道に歩き、政策を丁寧に謙虚に訴えるしかない。国政と県政のねじれを解消するため、国政に岩手の声を届けるため精いっぱい頑張る」と意欲を語った。

  所信表明後の質疑で3人はいずれも誰が最終合格者になっても、参院選勝利へ県連に協力すると明言した。

  県連では故・椎名素夫氏(1993年離党)以来、岩手選挙区の2議席を失ったまま。今回公募・投票を通じて早期の候補者擁立と選挙体制の確立を目指す。週内にも鈴木会長と工藤勝子幹事長が上京し、党本部へ上申予定。党本部の選対で審議され、正式に候補予定者が決まる。

  来夏の改選期に向けては、生活の党現職の主浜了氏(65)が現時点で態度を明言していない。中央政界で野党連携の動きがある中、共産党は撤退も視野に入れて党県委員会役員の吉田恭子氏(34)をいち早く党公認で擁立。民主党は連携か独自路線かなどの結論に至っていない模様。

  田中氏は横浜市出身で盛岡市在住。慶応大卒、民間企業経験を経て、同大・慶応高ラグビー部監督や本県の北上青年会議所役員、党参院議員秘書を務めた。13年参院選の得票は16万1499票。


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