盛岡タイムス Web News 2015年  11月 19日 (木)

       

■  滝沢市 「校伯」の血筋脈々 藤倉さん(チャグ馬同好会)に子馬「籠姫」


     
  柳村市長から手綱を渡された籠姫に甘えられる藤倉さん(左)  
  柳村市長から手綱を渡された籠姫に甘えられる藤倉さん(左)
 

 5月8日に死亡した滝沢市の市有馬「校伯」が最後に生んだ子馬が18日、南部チャグチャグ馬コ同好会滝沢支部会員の藤倉喜久治さんに無償譲渡された。引き渡されたのは、3月20日に生まれたブルトン種の籠姫(かごひめ)。18日は同市砂込の馬っこパークいわてで譲渡式が行われた。柳村典秀市長、馬コ同好会の藤倉孝作会長ら関係者のもとに、すくすく育った姿を見せ、市民に親しまれた親の血筋をうかがわせた。来年からのチャグチャグ馬コへ夢をふくらませている。

  籠姫の名前は「篭屋敷の姫」の意味。譲渡された藤倉さんが管理する同市大沢篭屋敷の南部曲り家にちなみ、今後は同市の南部曲り家で飼育される。同市所有馬を馬コ同好会員に譲渡するのは14年に続き2頭目で、11日に正式に引き渡し契約を交わした。

  籠姫は母馬の校伯に似て、おとなしく人懐こい。体高は10月時点で135a、体重は340`前後。チャグチャグ馬コの出場馬は体高150a以上が条件のため、今後の成長を見ながら出場を決めるという。

  柳村市長は「篭屋敷の姫ということでかわいがってほしい。校伯が亡くなったのは残念だった。親の乳をわずかな期間しか飲めなかったが、馬っこパーク・いわての皆さんの努力もあり立派に育ってくれた。丈夫に育って、次の子どもを生んでほしい」と願った。

  藤倉さんは「篭屋敷の南部曲り家は不来方城から2里8`の場所にある。馬を大事にした南部藩の曲り家を大事にしながら、この籠姫を大切に育てる。(籠姫には)立派な馬を生んでもらいたい」と期待した。

  同パーク厩舎主任の加藤亮哉さんは「市内にいるので、寂しくはない。人工馬乳で育つと生育が良くないと聞いたことがあったが、丈夫に育ってくれた。スタッフも頻繁に乳を与えて頑張ってくれた。来年の馬コで会えることを楽しみにしている」と感慨深げだった。


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