盛岡タイムス Web News 2015年  11月 21日 (土)

       

■ 盛岡地裁 石割桜の冬支度 枝折れめげず年越しへ


 

     
  冬を迎える準備が整えられた石割桜  
  冬を迎える準備が整えられた石割桜
 

 盛岡市内丸の盛岡地方裁判所構内にある国の天然記念物・石割桜で20日、雪囲いが行われた。1932(昭和7)年から代々石割桜を手入れしている同市の老舗造園業、豊香園(藤村孝史社長)の職人9人が早朝から作業に取り組んだ。

  約5・4bの幹周りにむしろを三重に巻き、石の割れ目に稲わらを詰めて石の冷えから木を守る。雪による枝折れを防ぐため、幹の傍らに立てた支柱から約100本の縄を枝に巡らせ固定した。多くの通行人が見守る中、盛岡のシンボルの冬支度が整えられた。

  今年は9月に枝の一部約4bが折れる事故があったが、木の生育自体に影響はないという。「下枝の一番いい枝がなくなってしまったのは残念」と藤村社長。「石割桜は365日人が見に来るため、冬囲いで見せることも目的としている。一番きれいなのは、雪が降って朝に着雪したときの姿。今のところ枯れ枝も少なく、来年も花見が楽しめると思う」と話す。

  同日は盛岡市立城南小3年の児童23人も、盛岡市の魅力を知る総合学習の一環で見学に訪れた。刈谷凪朝さん(8)は石割桜の大きさや雪囲いの方法について学び、「石割桜が大切にされていると知ったので、来年も花が咲いたら見に来たい」と期待を込めた。


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