盛岡タイムス Web News 2015年  12月 21日 (月)

       

■  〈幸遊記〉畠山貞子の巽聖歌・水口に学ぶ


 「人間っていいものです 神様がつくった一番いいものです 人間は亡くなる時 なーんにも持っていかないけれど 言葉を残します 言葉は宝物です 一人一人みんな違うけれど言葉を残します 心の言葉です」詩集「瞳」と、手作りの詩集から僕がいつも持ち歩いている手帳に拾い書きをしたのは2003年の秋、とある喫茶店でのこと。それは手作りの詩集だった。

  その翌年(04年)の秋、童話「かじやの権三」に出合った。そのまた翌年には、大先輩から「紫波の権三ほーる」さんからの個展話をいただき、出向いて見たら、館主はなんと詩集、童話集の作者・畠山貞子その人で、ビックリ!展示はそのまた翌年の06年1月開催で「ジョニー・てるいけん・ワールド」と題され、僕の詩書、写真、アート、自作自演ライブという盛りだくさんの5日間でした。

  以来、貞子さんのもう一つの仕事でもある新聞配達、その休刊日前夜には開運橋のジョニーに手作り菓子を持参してくれたり、時には趣味のアコーディオンを弾いてくれたりと他人の空似みたいな、きょうだい付き合い。09年には彼女が出版した心で語る童話集「一杯の御飯」の題字を僕に書かせてくれたりした。

  「水に学ぶ物づくり」と称し自宅の井戸水を使っての和紙づくり。その和紙でつくった、和とじ手作り本の数々。「お話童話・いじわるをしたお地蔵さん」「テコのおしゃべり集・心のすきま」「おばあちゃんが語る12のお話」「たつみせいかのどうよう詩63」などなどの他「はるかなる満州・畠山アヤ子」「紫波町日詰の先人録」「紫波の鐘つき堂・横澤重雄」などの編集、出版などすでに20冊近い手仕事はまるで物語の亀さん!

  畠山貞子(恭三の二女)昭和23(1948)年2月紫波町日詰生まれ、盛岡二高卒。職業訓練校でOAデザインを学び、歴史と文化活動の「どっこ舎」に所属し内城弘隆氏著の「巽聖歌の詩と生涯」の版下を制作。平成10(1998)年から6年間学んだ杜陵高校通信科。そこの先生、故遠山英志さんに彼女が文章をほめられたことから文をつづることがやみつきになったという。その師・遠山さん(盛岡タイムスに連載していた伝承の周辺・盛岡真人)の拾遺集を12年に編集を手掛け恩返し!コテコテのテコテコさすがです。
(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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