盛岡タイムス Web News 2015年  12月 22日 (火)

       

■  雪来ない空 晴れぬ表情 軒並みオープン延期 主な県内スキー場 年末年始へ“恵み”恋し


     
  標高600bのファミリーゲレンデ付近で雪を確認する小西支配人  
  標高600bのファミリーゲレンデ付近で雪を確認する小西支配人
 

 県内スキー場のオープン延期が続いている。21日現在、暖冬の影響でまとまった雪が降らず、12月上旬予定だった県内スキー場のオープンのめどが立たない。スキー場のオープン延期は、地元のホテルなど旅館業にも影響。スキー目的の観光客からキャンセルの連絡も出始めている。スキー場関係者は「5aや10aではオープンできない」と年末に向け焦りをにじませる。岩手山の麓にある雫石町のスキー場では雪不足が深刻化。21日現在、網張温泉スキー場の積雪量は約20a。岩手高原スノーパークは約15a。雫石スキー場は約5aで滑走には程遠い。いずれも12日にオープンする予定だった。

  16日にリニューアルした雫石プリンスホテルの小西司支配人は「多少は降っている。キャンセルもあるが、逆に時期をずらすなど待ってくれているお客さまもいる」と話す。同スキー場では今年、上級者向けに圧雪車で頂上まで行き朝日を見ながら滑るプランを企画。しかし、雪が足りないため待機が続いている。

  5日にオープン予定だった八幡平市の安比高原スキー場は21日現在、積雪量約10a。同スキー場は23日に一部コースにゲレンデを限定しオープンを予定している。八幡平リゾートのパノラマスキー場・下倉スキー場に降雪はなく、25日以降にオープンする見込みだ。

  休暇村岩手網張温泉の鎌尾宗慶副支配人は「予約のお客さまには毎日こちらの状況を伝えているが、徐々にキャンセルも出始めている。東北では福島県の裏磐梯で約50a、新潟県や長野県でも滑走できない場所があると聞いた。全国的な雪不足なので、積もるのを待つしかない」と焦りを募らせる。

  19日、同スキー場のゲレンデには雪を待ちきれないスキーヤーがいた。仲間6人で来た滝沢市鵜飼の会社員鈴木信也さん(29)は「雪を期待して第2リフト付近まで自力で登った。(網張は)雪の感触は良いが、石が見えるところもあり物足りなさを感じる」と話した。

  盛岡地方気象台21日午後6時発表の12時間の県内予想降雪量は0_。同気象台によると、12月中旬の盛岡市の平均気温は4・0度で平年差プラス3・5度。平均降水量は54・5_で平年比262%。県内全体で気温が高く、降水量が多くとも雪にならない天候と分析している。
 


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