盛岡タイムス Web News 2015年  12月 24日 (木)

       

■  盛農環境科学科 ボトル苗で緑の「金」 総理大臣賞・ベストプレゼン賞 岩部・土橋・小笠原G 第4回エコワングランプリ


     
  第4回エコワングランプリで内閣総理大臣賞を受賞し喜ぶ盛岡農の土橋君、岩部君、小笠原君(左から)  
  第4回エコワングランプリで内閣総理大臣賞を受賞し喜ぶ盛岡農の土橋君、岩部君、小笠原君(左から)
 

 県立盛岡農業高(石川正悦校長、生徒592人)環境科学科2年の岩部智洋君、土橋達哉君、小笠原千紘君の3人による研究グループは、第4回エコワングランプリ(イオンワンパーセントクラブ主催)で、最高賞となる内閣総理大臣賞(普及・啓発部門)とベストプレゼンテーション賞を同時受賞した。リーダーの岩部君は「先輩方から受け継いだ研究を発表できた。賞が取れてうれしい。先輩方にもいい報告ができる」と喜ぶ。

  研究は同科の課題解決型プロジェクトの一環として2008年度から代々引き継がれてきたもので、テーマは「落ち葉を森に帰そう!!ペットボトル苗で作る自然林ビオトープ」。使用済みペットボトルを利用し、子どもでも簡単かつ確実に植林できる方法を考案した。従来のビニールポットを使った育苗と比べて根が深くまで育つことから、苗木の安定性が高く、季節を問わずに植樹が可能になった。実際に盛岡市みたけの県営運動公園などで植樹を行っている。

  さらに、子どもたちにも植林活動の重要性などに興味を持ってもらうため、手作りの紙芝居を作成。実際に玉山小の3年生に披露し、ともに植樹活動を行った。この啓発活動も評価され、受賞につながったという。土橋君は「小学校での活動で、子どもたちの笑顔が印象的だった」、小笠原君は「プロジェクトの中で、運動公園で植林をしたところの生育調査をしたとき、樹木がしっかり育っているのを実感できたのが興味深かった」とそれぞれ話していた。

  石川校長は「一生懸命地域に入って研究した成果が認められた」と3人をたたえる。プロジェクトは来年も後輩に引き継がれ、研究が進められる。岩部君は「今年は小学校1校でしか活動ができなかった。盛岡市中心部の小学校も巻き込んで、もっと子どもたちに自然に親しんでもらえたら」と期待した。

  コンテストは高校生が日ごろ学校単位で取り組んでいるエコ活動について表彰するもの。全国125校から130件の応募があり、最終審査には「普及・啓発部門」と「研究・専門部門」に全国7ブロックの代表計14校が出席した。盛岡農のチームが受賞した普及・啓発部門は地域を特定しないで取り組むことができる普及性が高いエコ活動を表彰するもの。12日に東京都内で最終審査が行われた。
 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします