盛岡タイムス Web News 2015年  12月 26日 (土)

       

■ 盛岡地域でも学級減 20年度までに8校で各1 県教委が案を発表 県立高校再編計画案




 県教委は25日、県立高校再編計画案(2016〜25年度)を発表した。盛岡地域でも生徒減少に対応し、20年度までに8校で各1学級減とする。また、19年度に久慈東と久慈工、20年度に宮古工と宮古商、遠野と遠野緑峰をそれぞれ統合する。パブリックコメントやブロック説明会を経た上で、15年度中の策定を目指す。

  再編計画は具体的な統合や学級減などを盛り込む前期(16〜20年度)と、その後の方向性を示す後期(21〜25年度)で策定。発表された案では、前期計画で全日制63校255学級を60校216学級に再編する。

  今後は入学者に約20人の欠員が生じた場合、学科改編や学級減を行う方針。ブロック内の中学校卒業者数と学級数のバランスが取れている場合は学級減を行わない可能性がある一方、40人以上の欠員となった場合は、県の規則に沿って学級減を行う可能性もある。

  盛岡地域は、18年度に葛巻を2学級から1学級に再編。19年度に盛岡四を7学級から6学級に、平舘を3学級(普通2学級、家政科学1学級)から2学級(普通1学級、家政1学級)とする。20年度に盛岡三を7学級から6学級、盛岡北を6学級から5学級、不来方を7学級から6学級、盛岡工を7学級から6学級、紫波総合を5学級から4学級とする。不来方、盛岡工、平舘は学科・学系の再編や見直しも行う。ブロック内の中学校卒業者数の推移などにより再編時期が前後する場合もある。

  盛岡工の定時制は極端な生徒減が続いており、19年度をめどに募集停止を検討する。

  盛岡地域を対象とする後期計画期間中の方向性によると、25年3月末の中学校卒業予定者数が3936人であり、同年度の募集学級数は62学級と見込まれる。盛岡市内の高校の小規模校化を避けるため、統合などの検討も想定される。

  統合となる6校の統合後の形態や校名などは再編計画案策定後に検討委員会を設置して具体的に議論する。地域の要望に応じ、一つの学校で複数の校舎を活用し生徒や教職員が移動して授業を行う「校舎制」の導入も前提として進める。

  また、通学困難地域への配慮として、葛巻、西和賀、岩泉の3校は学校最低規模の特例として、1学級でも存続させる。ただし、特例校を含む1学級校でも教育の質の保持のため、入学者が2年連続で20人以下となった場合は翌年度から募集を停止し、統合を進める。

  木村久高校改革担当課長は「地域に入って意見を聞いても、生徒の選択肢を残してほしいと言われてきた。岩手の教育を考え、意見を交わした上で、生徒にとっていい形を作りたい」と語った。

  計画は11年度に策定予定だったが、東日本大震災津波の発生により凍結。14年度に協議を再開していた。


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