盛岡タイムス Web News 2016年  1月 4日 (月)

       

■  北海道新幹線 盛岡駅から海越え 3月26日開業 新函館北斗に1時間50分


     
  試運転される北海道新幹線  
 
試運転される北海道新幹線
 

 北海道新幹線が2016年3月26日、新青森―新函館北斗間に開業する。青函トンネルを挟んで149`を1時間1分で結ぶ。盛岡―新函館北斗間は直通1往復運行し、最速1時間50分。これまで約2時間半かかっていた同区間が約40分短縮する。盛岡駅から直通で海を越え、道南は陸路で日帰り圏になる。岩手と北海道は新渡戸稲造、盛岡と函館は石川啄木の縁でゆかりがあり、観光の活性化やビジネスチャンスの拡大が期待される。

  北海道新幹線は青函トンネルを含む前後の約82`は在来線と共用で、3本のレールを敷設する3線軌道で供用される。車両はE5系をベースにしたH5系。営業最高速度260`で運行するが在来線との共用区間は、安全のため140`運行する。車体上部には東北新幹線との接続性を印象づけるため共通の緑に、中央の帯には北海道の花をイメージする「彩香パープル」のラインのデザイン。

  運転本数は東京との間を10往復、仙台との間を1往復の「はやぶさ」で結び、盛岡、新青森との間をそれぞれ1往復の「はやて」で結ぶ。3月26日改正後の盛岡発着の直通ダイヤを見ると、下りは午前6時54分盛岡駅発、新青森、奥津軽いまべつ、木古内の各駅に停車し、同9時3分新函館北斗駅着。上りは午後8時39分新函館北斗駅発、途中3駅に停車して同10時48分盛岡駅着。新函館北斗と函館駅はアクセス便の「函館ライナー」が走る。

  日帰りでも函館市内の滞在時間は約12時間となり、ビジネスや観光の機会が広がる。「はやぶさ」と合わせて盛岡―新函館北斗間は上下各12便が停車する。東京駅と新函館北斗駅間は最速4時間2分。

  北海道新幹線開業について、JR東日本盛岡支社の嶋誠治支社長は、「盛岡駅と新函館北斗駅間が最速1時間50分で結ばれる。北東北、岩手県と北海道のアクセスが飛躍的に向上するだろう。国内外から北海道、青森県にお越しになる多くのお客さまに岩手県に足を運んでもらい、周遊してもらえるようにしたい。北海道新幹線は大きなチャンスなので、グループ一丸となり、お客さまを迎えられるよう安全に努める」と話す。

  観光への波及については、「北海道の方を岩手に招く大きなチャンス。さまざまなやり方で来ていただくことを考えたい。世界遺産などを売り込んでいきたい」と語り、平泉や橋野鉄鉱山などを通じ、本県の活性化に意欲を見せている。


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