盛岡タイムス Web News 2016年  1月 10日 (日)

       

■ 県都のさらなる発展を 盛岡市 玉山村 合併10周年で記念式典 560人、節目を祝う

     
  盛岡市民歌を斉唱するコールすずらん  
 
盛岡市民歌を斉唱するコールすずらん
 


  2006年1月10日の盛岡市と玉山村の合併施行から10日で10周年を迎えた。盛岡市・玉山村合併10周年記念式典(同市主催)が9日、盛岡市内のホテルで開かれ、行政や地域の各種団体、周辺自治体などの関係者約560人が出席。新県都盛岡の誕生から10周年の節目を祝うとともに、総合計画や新市建設計画の着実な推進による同市のさらなる発展を期した。

 谷藤裕明市長は「合併後のまちづくりを総合的かつ効果的に推進するべく、活力に満ち詩情あふれる新県都を将来像とする盛岡市・玉山村新市建設計画を策定し、各分野の施策を積極的に実施してきた。これからも市民が合併して良かったと実感し、さらには後世にも合併こそが今日の発展につながったと評価し誇りを持ってもらえるよう、市民一丸で本市の北部の拠点の形成に向け、鋭意取り組んでいかなければならない」と式辞。今後も玉山区の資源を生かした産業や文化の振興、合併メリットを生かして北東北の要の都市を目指すことを誓った。

  菊田隆市議会議長、工藤久徳前玉山村長があいさつ。工藤前村長は「合併で30万人都市となった盛岡市は中核市の新たなステータスを得て、北東北の拠点都市として発展を続けるとともに、玉山区をはじめ盛岡市のあちこちで地域が輝く豊かなまちづくりのために新市建設計画が芽を吹き、活力に満ち、詩情あふれる新県都として大きく育ち、新しいまちづくりが進んできた。これから社会情勢の変化とともに新たなまちづくりの種がいろいろな地域にまかれ、均衡ある発展と地域福祉の向上を目指して盛岡市がより一層大きく発展する様子を一市民として見守りたい」と話した。

  式典の第2部では、日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員が「岩手山をのぞむ拠点都市盛岡のこれから」と題して記念講演。街中をサケが上る川、山岳景観や森林環境、日本情緒とにぎわいの町並み、美しい里山のたたずまい、独自の食文化、都市文化を楽しめるまちなどを挙げ、盛岡はこれらをワンセットで備えた魅力的な街として称賛した。

  藻谷氏は「都市には都市の魅力があるが、一番いいのは適度に街で、適度に山と田んぼがあること。日本では中途半端な規模と言われる地方都市が一番いい規模」と説明。21世紀の盛岡をさらに盛り上げるため▽安さで勝負せず高品質の商品で外貨獲得▽お金と遊休資産を地域内でもっと回す▽省エネ・新エネ投資でエネルギー代を大幅節約│することが大事と指摘し「この三つで、今よりもずっと人が増えやすくなる。必ず盛岡の人口は全国よりも早く下げ止まる」とした。

  同日は、来賓で達増知事、田村誠県議会議長(代読)、鈴木俊一衆院議員が祝辞。玉山区を中心に活動するコールすずらんが市民歌を斉唱したほか、アトラクションで「あなたの10年 これからの10年」と題して、10歳になる娘と農作業に励む農家、伝統芸能の巻堀神楽を継承するため練習に励む人などのコメントを映像上映した。


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