盛岡タイムス Web News 2016年  1月 15日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉284 草野悟 里伊の二升五合・ますます繁盛


     
   
     

 皆さま、正月明け、胃の調子はいかがでしょうか。長い年末年始の休み期間、「とにかく飲んだ」と某新聞社の隆司君が独り身らしいつぶやきをしていました。暖かな正月で、いよいよ危機迫る温暖化、「地球崩壊」が現実味を帯びてきた、と正月報道番組を見て焦っているのは私だけでしょうか。

  そんな危機感を和らげてくれる店が盛岡市にあります。別の意味の「温暖」な店です。

  盛岡の八幡通りかいわいにある人気の居酒屋「里伊」は、忘年会、新年会と大忙し。老若男女、独身、既婚、住民、非住民無関係の大にぎわい。なにしろ「安くてうまい」と、実にシンプルな理由で繁盛しています。そればかりではなく、「気取らない・気を使わない」も相まって居心地の良さは太鼓判。「里伊・さい」は夫婦の名前から組み合わせたもの。店長の伊勢君の伊と奥さんの美里さん。子どもは2人。長男は「里楽」、長女は「笑央楽」。とても読めないので、勝手にカナを振ってください。

  で、その奥さんが手に持っているのは「二升五合」の大瓶。岩手の銘酒「菊の司」が作ってくれました。しかも三鉄マークで。大の三鉄ファンの店主は、釜石出身で、何よりもJR山田線が三鉄になり、宮古から釜石までつながることを願っています。「三陸の復興に三鉄は欠かせない」と、お店の中も三鉄グッズでいっぱいです。「二升五合」は、「ますます繁盛」の意味。店長は「三鉄もお店もお客さまも、みんなでますます繁盛と願いを込めて菊の司にお願いしました」と、人懐っこい笑顔で話してくれました。

  「菊の司」は、開店からずっと応援を続けている伊勢君の仲間です。芳香、口当たり、余韻、ヨダレが出るうまさ、全ての要素が詰まった名酒です。某新聞社の隆司が飲みすぎてしまう理由でもあります。里伊自慢の料理は、見事な「だし巻卵焼き」と「子羊のステーキ」。郷里の「釜石直送の魚介類」。季節の野菜がいろいろトッピングしてあるので、栄養バランスも最高です。菊の司と里伊の料理。いいですねえ。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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