盛岡タイムス Web News 2016年  1月 19日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉85 盛岡市 上堂地内 ベーカリーから最先端 小綿商店 焼きたてパンと古着、カフェ(馬場恵)


     
   店内にはアメカジやアウトドアブランドをメーンにした古着や雑貨も並ぶ  
   店内にはアメカジやアウトドアブランドをメーンにした古着や雑貨も並ぶ
 

 焼きたてパン、古着・雑貨の販売とカフェが一緒になった「小綿商店」(盛岡市上堂3の5の13)。店長の小綿良太さん(31)、雅実さん(29)夫妻、雅実さんの兄でパン職人・シェフの梶本真さん(34)が経営する。

  天然酵母と国産小麦で作る自家製パン、アメカジやアウトドアブランドをメーンにした古着、雑貨が特徴。カフェでは、雅実さんらの実家であるルーデンス農場(八幡平市平笠)で平飼いした鶏の卵や地元野菜を使ったオムライス、スープ、ハーブティー、真さんの双子の弟、希さん(34)が経営するモウモウファーム(同市)の特製ジェラード・アイスなども味わえる。
「いつか自分の店を持つ」―。3人は、東京で働きながら、それぞれ夢を追いかけていた。好きなもの、おいしいもの、格好いいと思うものを持ち寄って、形にしたのが小綿商店。自分たちで、貸店舗を約2カ月かけて改装。2013年9月にオープンした。

  近所の高齢者、ママ友グループ、営業中のサラリーマン、建設作業員、小学生…。客層は広い。見た感じ「普段、絶対、パン食べないだろう」と思える人まで寄ってくれるのがうれしい。

  「店を作っている時から、近所の人たちが、自分の子や孫を心配するように親切にしてくれた。今あるのは地域のおかげ」と良太さん。黙々とパン作りに励む真さんは「食べた人がほっと優しい気持ちになれるパンを作りたい。地元に愛され、全国から足を運んでもらえるような店にしたい」と意欲を燃やす。

     
  紅茶あんパン、クロックムッシュ…自家製パンは日替わりで40種類以上  
  紅茶あんパン、クロックムッシュ…自家製パンは日替わりで40種類以上
 


  食の安全にこだわり、ルーデンス農場を立ち上げた父の梶本範生さんは昨年2月、62歳の若さで他界した。現在は、良太さんらも農場を手伝い、小綿商店のメニューに生かしている。将来は農場にもパン工房を開き、盛り立てていくのが、もう一つの目標だ。

  良太さんと雅実さんは、店のオープン前、新婚旅行を兼ねバイクで日本を一周。はやっている各地のカフェや雑貨店を訪ね、百名山にも登った。

  「感じたのは、結局、人を呼ぶのは人だということ。そこに、どれだけ魅力ある人間がいるかが問われる」と雅実さん。人間性を磨き、皆で目指す方向を一緒にして前に進みたいという。

営業は午前9時から午後7時まで。古着・雑貨の買い取りもしている。月曜、火曜は農場作業などのため定休。毎週月曜、午前11時ごろから川徳(盛岡市菜園)地下プチデリカで「川徳限定パン」販売。25日から2月2日までは臨時休業。問い合わせは電話646―6543へ。
(馬場恵)


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