盛岡タイムス Web News 2016年  1月 31日 (日)

       

■ 総務省の選挙権18歳以上WS 政治参画のライセンス 模擬投票で学生が討論

     
  選挙や政治について考えるきっかけ作りが行われたワークショップ  
  選挙や政治について考えるきっかけ作りが行われたワークショップ  


  今夏の参院通常選挙からの選挙権18歳以上引き下げに伴い、選挙や政治について考えるワークショップが30日、盛岡市内であった。高校生から一般まで26人が参加した。県内学生団体の進行で、模擬投票結果を踏まえた討論等を通じ、政治参加や投票する意義について意見を交わした。選挙制度改正に伴い総務省などが主催。本県を含む全国38府県で開かれている。

  同日は花巻市などで活動する学生らの団体「HANALLE→離れ家」の小原紘さん(岩手大教育学部3年)が司会を務めた。参加者は「選挙五箇条」の説明を受け、18歳以上に引き下げられた理由や、選挙・政治参加について理解を深めた。

  開会前に行われた模擬投票で架空の「花野が岡市」市長選で性別や世代、政策の異なる候補者4人から投票相手を選んだ。市の概要や候補者の政策に目を通した後、それぞれ選択。開票結果を踏まえ、それぞれ候補者を選んだ理由、投票で迷った点等を語り合った。

  自分たちの住んでいるまちの良いところ、気になるところをそれぞれ発表し、分野別にまとめた上で解決方法を討論。昆のどかさん(17)ら盛岡誠桜高2年の5人は参院選までに18歳にならないが、利用可能な公共・商業施設の少なさから人口減少が背景にあると考え、解決策を探った。

  小原さんは「良いアイデアにも予算が必ずあるわけではない。政策を選別する機能として政治がある。まちを良くしようという思いに対して政治や選挙は大きな力になる」と、政治に関心を持つ必要性を訴えた。

  盛岡中央高2年の十和田果歩さん(17)は4月で18歳になる。「ニュースを見て政治で自分の意見を届ける場面がなかったので、選挙権をもらえてうれしい」と投票を待ち望む。参院選の投票に向け、候補者選びについては「これまで見過ごしてきたポスターやニュースで政策など情報をキャッチしたい」。

  同じく佐々木美春さん(16)は今夏選挙権はないが模擬投票で候補者の政策を見て1票投じた。「3年生になると政治経済を学ぶので、今回詳しく知って考えるきっかけになった」と話していた。

  離れ家代表の内田祐貴さん(21)=県立大ソフトウエア情報学部3年=は「政治が主体の団体ではないが、若者が地方でも暮らしやすく住みやすい環境をつくるために活動し、人材育成を図っている。今回の進行に関わって改めて政治を意識し、学ぶことができた」と語った。今後ネット上での啓発にも挑戦したい考え。


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