盛岡タイムス Web News 2016年  2月 6日 (土)

       

■ 〈体感思観〉山下浩平 スケート陣に続け 




 全国7例目、本県では初となる完全国体が1月27日、スケート・アイスホッケー競技会により幕が開けた。今後は冬季大会でのデモンストレーションスポーツ、20日から23日までのスキー競技会、9月の水泳競技や公開競技を経て、10月の本大会、第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)へとつながる。

  1月31日に閉幕した同競技会における県勢の活躍は、総合成績での県勢の躍進を予感させるに余りあるものがあった。ショートトラック競技の成年男子1千b優勝の村竹啓恒選手をはじめ、スピード競技では成年男子5千b2位の渡部知也選手を筆頭に連日の入賞ラッシュに沸いた。

  震災後、初の被災地開催のいわて国体。「復興への架け橋」の冠称のもと、啓発活動の中でも「復興に向かう岩手の姿を見せ、全国へ復興への感謝を伝える」という国体の目的が長い期間、さまざまな場所で言われてきた。

  そのような中、大会に向けて調整を進めてきた選手らは、他の全国大会などと比べ、明らかに異質なプレッシャーや期待を感じていたはずだ。

  県勢の総合成績を占う上で、重要なスタートダッシュの位置付けだったスケート・アイスホッケー競技会。昨年の群馬国体の同競技会と比較して順位、得点とも大きく伸ばした。

  入賞し、表彰式で満面の笑みを浮かべた選手、観客の声援に応えて笑顔を見せるも悔しさを隠しきれない選手。スピード競技での種目2連覇を期待されながらも4位に終わり、目を潤ませながら報道陣に対応した曽我こなみ選手を見て、選手らがどれだけの思いを持って国体に臨んでいるかを感じた。

  連日報道されるスケート陣の活躍を見て、奮い立ったスキー競技や本大会の選手も多いことと思う。今後行われる各競技の県勢選手には、スケート陣が生み出した勢いそのままに、好成績を収めてほしい。


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