盛岡タイムス Web News 2016年  2月 11日 (木)

       

■ 啄木記念館 歴史民俗資料館 一体で建設方針案 盛岡市玉山区 道の駅と同じ(2019年度)供用予定 文化継承と情報発信 他施設との連携も重視

     
  玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館の整備が予定されるエリア  
  玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館の整備が予定されるエリア  


  第4回玉山歴史民俗資料館建設方針検討会(会長・工藤久徳前玉山区長)は10日、盛岡市玉山区の玉山総合事務所で開かれ、盛岡市教育委員会が玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館の建設方針案を示した。両館は、同市玉山区渋民の石川啄木記念館前駐車場に一体的な整備を予定。2017年度に基本計画を策定し、19年度に着工、隣接地に整備を予定する道の駅と同じく21年度の供用開始を目指す。

  新施設は、玉山区の歴史や文化を後世に引き継ぐ拠点および玉山区内の観光などの情報発信拠点として、玉山地域の特性を踏まえた新たな歴史民俗資料館と石川啄木について資料収集や調査研究を行い、さらに啄木の文学や新しい魅力などを広く発信する目的で石川啄木記念館の機能を有した施設を整備する。新市建設計画での事業費は約8億円を見込む。

  新施設の延べ床面積は約2千平方b。玉山の歴史民俗と石川啄木についてそれぞれ展示する常設展示室、両館が共有する企画展示室、大型の資料を十分収納できる広さの収蔵庫、約30人を収容できる研修室などを整備予定。

  現時点で想定される施設の特徴としては、「体験・交流」でジオラマや映像展示、昔の農機具の使い方体験、尋常小学校児童体験など、「観光資源の発信」で玉山地域の観光地紹介ビデオ、ミュージアムショップの設置など、「他の施設との連携」で渋民文化会館や道の駅と連携した玉山歴史散策、郷土芸能実演解説などを見込む。展示方法や施設の構成、運営などについては今後、庁内や外部専門委員会などで検討し、基本計画策定で詳細を決めていく。

  市では、道の駅や玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館が隣接エリアに整備されることから、施設群が相乗効果を発揮できるよう、郷土の歌人である石川啄木を核として多面的に連携した仮称啄木の里づくりとしてエリア全体の整備方針や連携方針の検討も進める。

  現在の玉山歴史民俗資料館は、1977年3月に建設され、地区民が収集した土器や民具などの郷土資料を収蔵。延べ床面積は132・5平方bで、現在は老朽化と狭隘(きょうあい)化のため限定的な公開としており、十分な学習機会の提供ができない状況。

  石川啄木記念館は、70年4月に開館し、86年に新館を建設。現在使用されている新館の延べ床面積は564平方bで、図書の閲覧や収蔵に使う十分なスペースを有しているとは言えず、啄木に関する研究書や雑誌等の関連図書の収集についても研究や情報発信を行う上で十分とは言えない現状。


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