盛岡タイムス Web News 2016年  2月 16日 (火)

       

■  16年度盛岡市当初予算案 一般会計1112億円 前年度比0・1%減 7年連続1千億円台 子育て・きらり・国体の3重点


 盛岡市は15日、2016年度当初予算案の概要を公表した。一般会計の総額は1111億8800万円で、15年度当初比1億4200万円、0・1%の減となる。過去最高となった15年度とほぼ同規模で、1千億円台の予算は7年連続。15年度にスタートした総合計画の着実な推進、特に子育て支援、魅力あるまちづくり、国体への対応など三つの戦略プロジェクトに重点的に取り組み、来盛する人をおもてなしの心で迎え、元気なまち盛岡を未来に引き継ぐことを念頭に置いた「もりおかの元気を引き継ぐ、子ども子育て応援予算」。総合計画の目指す将来像である「ひと・まち・未来が輝き、世界につながるまち盛岡」を実現するとともに「子育て応援」「きらり盛岡おでんせ」「いわて国体おもてなし」の戦略に予算を重点配分するため「選択と集中」による事業の重点化を図った。最終調整を経て23日招集の市議会3月定例会に提案される。

  ■一般会計歳入

  市税は418億2159万円で15年度当初比2億4468万円増。歳入全体の構成比37・6%を占める。自主財源比率は45・3%と、同1・6ポイント上がったが、10年以降7年連続5割を切る見込み。

  地方交付税(構成比13・2%)は146億7923万円で同比19億7417万円減、国庫支出金(同17・8%)は197億8364万円で同比2億1613万円減がそれぞれ見込まれる。県支出金(同6・6%)は73億2290万円で同比5億3217万円増。

  財政調整基金など主要3基金については、財調が27億2200万円を取り崩し、16年度末残高見込み額は約74億5700万円。市債管理基金、公共施設等整備基金を合わせた3基金の合計は約90億3600万円。15年度末残高見込み額は14年度12月補正までで約110億4千万円。

  市債(同10・1%)は112億687万円で同比15億7598万円、12・3%の減。歳入に占める市債発行額の割合は、第2次市自治体経営の指針および実施計画に基づき、臨時財政調整対策債を除いて一般会計予算総額の6・2%に抑制した。アイスリンク整備事業、学校施設整備事業の終了に伴い、臨時財政対策債は12・3%減を見込む。

  16年度末の市債残高見込みは15年度末と比較して約7億3600万円減少し、1317億8990万円、市民1人当たりでは44万8千円となり、1千円の減となる見込み。

  ■一般会計歳出

  総合計画の戦略プロジェクトは、子育てにやさしいまちをつくるための「子育て応援プロジェクト」27億7993万円、まちに活力を生み出していくための「きらり盛岡おでんせプロジェクト」3477万円、スポーツを通じ健康で生き生きと暮らすまちをつくるための「いわて国体おもてなしプロジェクト」18億6252万円。

  新規事業は66事業(15年度56事業)。子育て応援プロジェクトでは、市全体で子育てを応援するために基金を創設し、子どもの健やかな成長に資する取り組みを支援する「子ども未来基金造成事業」1億円、妊娠、出産、子育て期にわたる母子保健や育児に関するさまざまな悩みなどに対応するため面接や訪問を通じて保健師などが専門的な見地から継続支援する「子育て世代包括支援センター事業」1028万円、小学生の通院医療費分について保険で診療を受けた際に支払った自己負担分の一部を給付する「小学生医療費給付事業」1億4944万円、インフルエンザ予防接種の費用の一部助成を小学6年生まで拡大する「予防接種事業」1500万円など。

  きらり盛岡おでんせプロジェクトは、北海道新幹線の開業にあたり、観光客誘致に向けてさんさ踊り派遣など盛岡の魅力のPRを行う「観光客誘致宣伝事業」153万円などを拡充。いわて国体おもてなしプロジェクトは、「第71回国体開催事業」15億4185万円、国体競技会場で盛岡の優れた食材の魅力を発信する「盛岡の食材プロモーション事業」368万円などを拡充。

  性質別で見ると、義務的経費は総額で573億4576万円で15年度当初比4億603万円、0・7%の減。内訳は人件費が155億7417万円で8億8825万円減、扶助費が290億7429万円で8億4833万円増、公債費が126億9729万円で3億6610万円減。歳出全体の構成比は51・5%。

  投資的経費の普通建設事業費は143億4911万円で同比18億1321万円、11・2%減。構成比は12・9%と前年度から1・6ポイント減少した。

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  一般会計と10特別会計を合わせた当初予算総額は1723億5961万円で、15年度当初比14億3451万円、0・8%の増となる。介護保険費特別会計が介護給付費の増などにより7・4%増となったことなどが予算総額を押し上げた。企業会計では、水道事業会計が収益的支出と資本的支出を合わせた支出の計で4・2%増、下水道事業会計では2・1%減、病院事業会計では1・0%増。



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