盛岡タイムス Web News 2016年  2月 17日 (水)

       

■  本県自殺者数・死亡率が低下 警察庁の15年統計 前年比61人減も率は4位 新年度に相談支援体制強化


 県保健福祉部によると、1月に発表された2015年の警察庁自殺統計で、本県は自殺者数313人で14年よりも61人減った。10万人当たりの自殺死亡率は24・4で14年より4・7ポイント低下した。自殺者数の減少率16・3%は都道府県別で上位4位。自殺死亡率は高い方から4位だが、前年の同2位より改善された。

  県内を地域別に見ると、沿岸5警察署管内では66人で14年比20人減、内陸12警察署管内では247人で同比41人減だった。

  警察庁の統計は毎年6月発表の厚生労働省が人口動態統計に基づき各都道府県の居住者を集計しているのに対し、自殺者が発見された都道府県でカウント(外国人を含む)。このため自殺者数、自殺死亡率の数値が異なる。

  15年のワーストは1位が秋田県で自殺死亡率26・8、2位が島根県で25・1、3位が新潟県で24・9。全国平均は18・9だった。14年はワースト1位が山梨県で自殺死亡率30・6、2位が本県、3位が秋田県で26・7。全国平均は20・0だった。

  厚労省統計で本県は14年、全国ワーストになった。死亡率は減少傾向にあるものの依然として全国上位にあり、県では15年3月策定の県自殺対策アクションプランに基づき総合的な自殺対策の推進に取り組んでいる。自殺の多い男性で50歳代、女性で70歳代をターゲットに重点的に対策を講じる。

  今年度は18年度までに13年の自殺率26・4から10%削減、23・7以下を目指して県民意識の醸成や参画を促進。昨年7月には官民48機関・団体が県自殺対策推進協議会として県自殺予防宣言を出した。

  県障がい保健福祉課は、16年度について精神保健福祉センター内に設置する自殺予防情報センターの電話相談(こころの電話相談)の受け付け時間を延長する。現在午前9時から午後4時40分までを、同9時までに拡大。相談支援体制を強化する考え。




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