盛岡タイムス Web News 2016年  3月 21日 (月)

       

■ 盛岡市川目小 虹の未来へ響く校歌 記念碑を建立 住民と140年の閉校式

     
   
  最後の校歌を歌い上げ、川目小に別れを告げる在校生や卒業生、地域住民ら  


  盛岡市立川目小(村中ゆり子校長、児童7人)の閉校式典は20日、同市川目の同校で開かれた。児童や卒業生、地域住民、歴代の教職員ら約250人が集い、140年の長きにわたり地域の中心として輝いた学びやとの別れを惜しんだ。

  17日に卒業式を終えた6年生2人を含む全校児童7人も出席。式では児童全員がステージに上がり、「素晴らしい伝統、歴史を作ってくださった先輩方の積み重ねの上で、私たちは最終ランナーとして虹色に輝くことができた。私たちを見守ってくださった地域の皆さん、多くの伝統を繋いでくださった先輩方、ありがとうございました」と呼び掛け、これまで学校に関わった全ての人へ感謝の気持ちを示す。「たくさんの素敵な思い出に虹色のリボンをかけ、いつまでも大切にします。大好き川目小。ありがとう川目小」と別れの言葉を述べた。

  村中校長は「7人の児童、教職員は全力で多くの活動に取り組み、充実した学校生活を送ってきた」と、最後の1年を紹介。
  盛岡市教育委員会の星野勝利教育長は「川目小は地域の文化、スポーツの中心を担いながら、地域の人に愛され、教育活動に取り組んできた。本校の教育理念、子どもたちへの願いはいつまでも受け継がれると信じている」と式辞を述べた。

  卒業した6年生2人は4月から河南中へ、在校生5人は4月から、約4`離れた中野小に通う。吉田蓮君(6年)は「無事に式典を終えることができてよかった。今まで、いろいろな人に支えられてきたので、その感謝を示すことができたと思う。川目小では、相手を思いやる気持ちを学べた。中学校でも学んだことを生かし、勉強と部活動を両立したい」と語る。大坪瑞希さん(5年)は「しっかりと川目小の最後を飾れてよかった。川目小は、周りにたくさん自然があるところが好き。みんなで行ったキャンプが一番の思い出。中野小でも友達をいっぱい作りたい」と話していた。 

  川目小は1875(明治8)年8月、私塾川目小として創立。1982年に簗川小、98年に砂子沢小、根田茂小を統合し、現在に至った。76年には「川目の氷柱」が誕生。以来、毎年地域住民らの協力を得て製作され、同校のシンボルとして広く知られてきた。
  かつては200人を超える児童が学んでいたが、近年は児童数が減少。2014年11月に簗川地区福祉推進協議会、市立川目小PTAから、連名で閉校に関する要望書が同市に提出されていた。

  同日は、校庭に建立された記念碑の除幕も行われた。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします