盛岡タイムス Web News 2016年  3月 28日 (月)

       

■  4月2日に本格操業へ 千秋堂(盛岡)が雫石町へ移転 きょう新工場落成式


     
  28日に落成、4月から操業を開始する千秋堂新工場  
  28日に落成、4月から操業を開始する千秋堂新工場
 

 盛岡市前九年2丁目の菓子製造業の老舗千秋堂(高橋健治社長)が雫石町板橋に移転する。現工場などの老朽化に伴い工場移転先を探していた同社に、同町が企業誘致を申し出て、移転を実現させた。28日に新工場竣工式・落成式を迎え、4月2日から本格的な操業を開始する。

  新たに稼働する工場は社屋と一体で建設面積約826平方b。駐車場を入れた事業用地面積は約2995平方bとなっている。3月末で工場の生産体制は整っているが、盛岡市と気温や水の水質が異なる。このため、微調整をしながら生産体制を整える。

  同社と雫石町のつながりは、8月に締結した企業立地協定以前からあった。第44回日本農業賞を受賞した同町中沼の農業法人ファーム菅久は、同社とコラボレーション。同法人の米粉を使ったサブレ、カステラなどを開発し好評を得た。11月に発売した「愛彩ひとめぼれゆべし」は同じ米粉のほか、県内産の農産物を使用。農商工連携の長所を生かした商品となった。

  この取り組みは金融機関も評価。東北銀行、商工組合中央金庫盛岡支店、日本政策金融公庫盛岡支店の三行は、移転に必要な設備資金と運転資金を協調して融資。三行は今後も県内産原料を利用した取り組み、地域活性化に寄与する事業を支援する。

  高橋社長は「雫石町、金融機関、社員や業者の皆さんの協力で竣工を迎えることができる。今後は雫石から安全・安心の商品作りを進めていく」と話した。

  同社は1930年創業。県を代表する菓子製造会社として、一口サイズのゆべしや盛岡市伝統銘菓の豆銀糖などを製造。県内外から好評を得ている。


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