盛岡タイムス Web News 2016年  3月 31日 (木)

       

■  盛岡市 「玉山」の名に区切り 合併10年 地域自治区きょう期限 区長廃止、住居表記は変更


 盛岡市と玉山村が合併した2006年1月10日に設置された玉山区は31日、地域自治区の設置期限を迎える。地域自治区は、合併特例法に基づき合併市町村が特例的に設置できる行政区。地域自治区の終了で、住所表記から玉山区の名称がなくなるほか、区長や盛岡市玉山区地域協議会が廃止される。地域自治区の設置期間は終了するが、合併時の約束である盛岡市・玉山村新市建設計画の着実な推進や旧盛岡市域と玉山地域のさらなる一体感の醸成が必要となる。

  地域自治区の終了に伴う住所表記の変更は、4月1日以降、盛岡市玉山区渋民が盛岡市渋民となるように、玉山区が除かれる。旧市域に同様の地名が存在する玉山区永井、玉山区馬場は玉山永井、玉山馬場と大字名が変更になる。郵便番号は変わらず、住民票も自動的に変更になる。市では4月1日以降、手続きなどで必要な場合、住所変更の証明書を市役所本館1階の市民登録課や玉山総合事務所税務住民課などで無料で発行する。

  廃止される玉山区地域協議会に代わる組織として、市玉山地域振興会議条例に基づく市玉山地域振興会議が4月1日以降市長の諮問機関として設置される。同会議は15人以内の委員で構成し▽新市建設計画の変更および執行状況▽基本構想および地域計画の策定・変更▽公の施設の設置、管理運営および廃止─などの所掌事務を協議する。

  地域自治区の事務所の位置付けだった玉山総合事務所は名称は変わらないが、市長の直近下位の内部組織で部相当の玉山総合事務所として設置される。組織機構は、現在の総務課、税務住民課、健康福祉課、産業振興課、建設課の5課、薮川出張所、玉山出張所、巻堀出張所の3出張所体制を継続し、住民サービスの維持が図られる。事務長に代わり、部長級の事務所長が配置される。

  合併協定で定めた新市建設計画は、24年まで9年間延期された。15年度末現在、ハード93事業のうち、未着手は8事業で着手率91・4%。未着手事業はIGR下田駅設置事業、農地整備事業(寺林地区)、排水対策特別事業船田堰地区、玉山歴史民俗資料館・石川啄木記念館整備事業など。このうち、16年度に道の駅設置事業、県営かんがい排水事業(一般)松川大堰地区、渋民駅北地区整備事業、好摩駅西地区整備事業の4事業が着手される。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします