盛岡タイムス Web News 2016年  4月 1日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉295 草野悟 うますぎる海のハンバーガー


     
   
     

 これ、ハンバーガーです。サンドされたコロッケ風の具が厚すぎてパンがはさみきれません。食べてびっくり、「ばばば→大船渡のびっくりぽん」って声を上げてしまいました。(ちなみに久慈はじゃじゃじゃです)。この正体は、三陸鉄道の「恋し浜駅」のある小石浜で育てられている「恋し浜ホタテ」をまるごと一個使ってクリームソースでコロッケにしたものです。

  大きく口をあけてガブっとくらいつきました。適度な濃さのクリームソースと混じりあったホタテの貝柱が口の中に飛び込んできました。まるで竜宮城です。しかもパンは毎朝焼く自家製。軟らかくて甘くて豊潤で、言うことなしのパンなのです。それが恋し浜ホタテクリームコロッケと一緒に食べるのですから、何というぜいたくでしょうか。

  え、どこにあるの?って。場所を書くのを忘れていました。ここは大船渡・三陸鉄道南リアス線の盛駅から徒歩5分にある「The Burger Hearts」というハンバーガー専門のお店です。カントリー風のムード漂うエキゾチックな感じで、店に入ると老いも若きもかわいいお嬢さんたちも、店内はぎっしり混んでいて人気ぶりが伝わってきます。「大きな口をあけて恥ずかしい」、と昔女学生、年いったお母さまも、えーい、面倒だぁとガブリつきます。豪快に食べてこそハンバーガーも浮かばれるというものです。

  店主の菊池亮さんは若くてハンサムな経営者です。いかにも善人といった感じですが、本当に善人なのです。地域を愛し、地域と共に震災後も頑張ってきました。「恋し浜帆立バーガー」が応援してくれたので、「恋の三陸 列車コンで行こう」がドラマ化されたと(ウソのようです)三陸鉄道も喜んでいました。

  何はともあれ、うまいことこの上なし。「おらあ、白い飯しか食わねえ」と頑固一徹のお父さん、一度食べると目が飛び出しますよ。うますぎて。
   (岩手県中核コーディネーター)


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