盛岡タイムス Web News 2016年  4月 6日 (水)

       

■  交通対策検討会8日設置 バスセンターターミナル事業 廃止方針受け盛岡市


 盛岡市中ノ橋通の盛岡バスセンターのバスターミナル事業が9月末で廃止される方針を受けて、同市が8日に仮称盛岡バスセンター交通対策検討会を設置することが分かった。同検討会は、警察、国土交通省東北運輸局岩手運輸支局、バス事業者、市の4者で組織。バスセンター建物解体期間中の路線バスの運行維持を図るため、6月までに検討会としてターミナル機能確保に向けた方向性を定めていく考え。5日の同市定例記者会見で、市が説明した。

  盛岡バスセンターを巡っては、建物の老朽化が著しく、建て替え、大規模改修などによるバスターミナル事業の存続が検討されてきたが、民間事業者単独での建て替えは困難として、株式会社盛岡バスセンター(上野聖二代表取締役社長)が3月3日に市に9月末にもターミナル事業を廃止すると報告した。建物も年内には解体の方向性が示されている。

  市内のバスターミナル機能は、主に盛岡駅と盛岡バスセンターの2カ所。このうち、盛岡バスセンターは同市の北や西側からのバスの発着場所となっており、3月現在、平日1日当たり6社23路線253便のバスが発車している。市はバスターミナル事業廃止の方向性が示されて以降、岩手県交通、県北バスを中心にバス事業者とバス運行の確保に向けた協議をしてきた。

  一方、建物解体に合わせて、一定期間は現在の場所が使用できない可能性がある。仮に路線変更などが実施される場合、変更までには最長で約3カ月の期間を要することから、9月の廃止に向けて6月には一定の方向性を出さなければならない。このため、交通管理者の警察やバス停や路線の変更を担当する岩手運輸支局を交えた同検討会の設置を決めた。

  古山裕康建設部長は「岩手県交通と岩手県北バスを中心に協議を行っているが、両バス事業者とも今のバス運行を継続的に確保していこうという形での意見は合意しているところ。ただ、それに伴いバス停の位置を今のところが使えない期間が必ず生じるので、バス停をどうするかなど、警察や運輸支局に入っていただきながら検討会を設置したい」と話した。

  谷藤裕明市長も「市としては現在と同様なバスセンター機能の維持と路線確保が図られるよう、当面のバス交通機能の維持確保に万全を期したい」とした。


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