盛岡タイムス Web News 2016年  4月 15日 (金)

       

■  敷地造成5月末完了 いわて国体で臨時駐車場 廃止・解体のつなぎプール 将来の跡地活用「未定」


     
   スライダープールなどの解体工事がほぼ完了し、敷地造成が行われている跡地(県道西側から撮影)  
   スライダープールなどの解体工事がほぼ完了し、敷地造成が行われている跡地(県道西側から撮影)
 

 県の盛岡広域振興局土木部によると、つなぎスイミングセンター(盛岡市繋字除地内)は、スライダープールなど施設の解体・撤去がほぼ完了した。工期は5月末までで、現在敷地造成が行われている。10月の希望郷いわて国体カヌー・スプリント競技会場の臨時駐車場として利用される。国体後の跡地利用については現時点で未定とされている。

  同センターは敷地面積約2万3千平方b。同市と雫石町に所在する県立御所湖広域公園内にある。県道盛岡鶯宿温泉線をはさんだ北側に国体競技会場の漕艇場、2014年4月にオープンした「つなぎ多目的運動場」がある。運動場は同市が県から場所を無償で借り受けて整備された。

  同センターの50bプール、造波プール、幼児プール、噴水プールなどは3月中旬までに解体・撤去された。県道から見えていたスライダープールの姿は消え、県道側は囲いで覆われている。管理棟と公衆トイレは解体されずに残される。

  事業費は15年度末時点で約8200万円。地下の水槽の解体も追加で必要になり、16年度内に増額変更が見込まれている。

  臨時駐車場については、同市が県から借り受けて利用される。同市国体推進局競技運営課によると、365台分の駐車スペースが確保できる。現在東側にある駐車場と合わせて収容台数が大幅に増える。跡地の貸借に伴う届け出は大会2カ月前と見込まれている。

  国体後の跡地の活用について、同土木部道路整備課は現時点で「未定」と説明。

  県が14年度に地域住民や利用者に実施した調査では、一般やサッカーのグルージャ盛岡が練習に利用する多目的運動場と同じ施設やテニスコートなどを跡地に求める声が多かった。このため整備や維持管理などに関する財源の課題も踏まえ、国体終了後に内部で検討する見通し。

  同市市民部スポーツ推進課も、跡地利用に関しては市として位置付けられておらず、「白紙」だと説明する。

  同センターは1985(昭和60)年に供用開始された。その後雫石町にけんじワールド(既に廃止)、県営屋内温水プールが整備され、利用者が減少。施設の老朽化に対応するにも費用負担が増すことから、2003年度の利用を最後に04年度から休止された。

  整備で受けた国補助に伴い、施設の処分制限期間があり、スライダープールや本体施設は14年度末で満了となった。県は15年度当初予算に解体費用を計上した。


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