盛岡タイムス Web News 2016年  4月 18日 (月)

       

■  JAグループサポセン 出向いて担い手支援 照井仁センター長に聞く


     
  農業担い手サポートセンターの照井仁センター長  
  農業担い手サポートセンターの照井仁センター長
 

 JAいわてグループは4月から盛岡市大通1丁目の県産業会館に、農業担い手サポートセンターを開設した。33人体制で、組合員の農業経営と生産の向上に取り組む。担い手経営体などを対象にした総合支援施策として、向こう3年間で6億円を助成する。照井仁センター長は、現場に出向く活動にも力を入れる考えを示した。

 ─具体的にどのような支援を。

  農家簿記をやると、最終的に決算書ができれば税務申告しなければならない。そこまでをサポートし、確定申告の基になるものをしっかりと作る。こちらがサポートする対象になった人は、税理士に見てもらい、少しでも安く収まるようにしたい。「農業経営管理支援システム」に入った人をサポートする形で。どれくらいの人が利用するか分からないが、入った人は税理士とコミュニケーションしながらサポートしていく。

  ─農業経営管理支援システムでセンターが支援するメリットは。

  今は大きな農家になればなるほど、自分の経営の状況を理解し、損益勘定を自分で把握すること。大きな農業者は簿記をしているが、これからどんどん農地や園芸を大きくするという人にも確定申告まで持っていくよう、サポートセンターで「農業経営管理支援システム」を作ったので、使っていただく。その中身を分析しながら所得やコストの分析をしなければならない。無駄のないように。それの見方から農協、JAはこんな事業で所得のアップを図るよう現在の状態を分析し、それを踏まえてさまざま提案する。

  ─個別農家や営農法人がサポセンを利用してサポートしてほしいときは。

  まず各担当がいるので出向く。出向く体制をこちらでサポートする。出向いたとき担当だけではできないことがあるので、そういったところはリストを作ってもらい、バックヤードで支援する。大きな担い手経営体はJAとともに、センターでもサポートしなければならない。

  ─出向く活動とは。

  今までもやっていた全農のTAC(担い手対応)というものがあった。コミュニケーションの場として農家に出向いて、単独で行っても広い情報がなかったりするので、今回は信用事業も経済活動も含めて、この農家にはこのような提案を申し上げるということにする。今まで農協もやっていたことだが、そこをさらに強化したい。

  ─6億円の助成の窓口は。

  センター経由で進め、予算の中に会計を組んでやる。農林中金のプログラムや、全農がTACでやっていた分も入り、県域の独自企画的なものになる。


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