盛岡タイムス Web News 2016年  4月 20日 (水)

       

■  最先端技術に触れる いわてサイエンスシンポ 盛岡で7月に開催 県などで実行委


 子どもたちに県内で先端科学に触れる機会を提供する「サイエンスシンポジウム」が5月29日に大船渡市で、7月18日に盛岡市で開かれる。県の新規事業。盛岡では小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトマネジャーでJAXAの國中均教授、さかなクンらが講演やパネル討論に参加。県では次年度以降も科学に触れる機会を提供したい考え。19日に同市内で同シンポ実行委員会の設立総会が開かれた。

  県は、いわて県民計画第3期アクションプラン(2015〜18年度)で、新たに「科学技術によるイノベーション創出」を政策項目に掲げた。長期的な視点で科学技術を担う人材を育成・確保する基盤づくりが重要との認識から、新規事業に同シンポを計画した。

  実行委は県や県教委、県内の大学、試験研究機関、県商工会議所連合会、開催市、NHK盛岡放送局など関係機関の21人で構成。18日の総会で規約、事業計画と収支予算が承認された。会長は佐々木淳県政策地域部科学ILC推進室長。

  盛岡開催は「いわて」、大船渡開催は「地域」をそれぞれ冠して同シンポを開催。所管する県政策地域部では東日本大震災津波からの復興へ沿岸各市町村で地域サイエンスシンポジウムの継続を見込んでいる。

  盛岡開催は盛岡市盛岡駅西通のアイーナが会場。パネル討論に國中教授、さかなクンに加え、テレビの科学番組「サイエンスZERO」ナビゲーターで女優の南沢奈央さんや達増知事も参加。デジタル地球儀「触れる地球」、水素自動車「MIRAI」の特別展示、岩手大附中、盛岡一、盛岡三の両高によるサイエンスショー、数種類の体験イベントが予定される。

  大船渡開催は、希望郷いわて国体・大会の機運醸成をかねて「スポーツと科学」をテーマに、姫野龍太郎理化学研究所情報基盤センター長、スポーツ用品大手ミズノの研究開発部門担当者が講演。全国で県内が初となるバットのスピードなどを計測するスイング診断の体験などを予定。

  佐々木室長は「地方で本物に触れる機会は少ない。将来の岩手を支える子どもが刺激を受け、自分、地元、世界について考えるきっかけにしてもらいたい。科学を通じて元気な岩手になってもらえば」と期待を込める。


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