盛岡タイムス Web News 2016年  4月 21日 (木)

       

■  初の公認競技へ若者の発想を 盛岡で24日WS開催 県が「超人スポーツ」開発へ


     
  超人スポーツの一例「バブルジャンパー」(県提供)  
 
超人スポーツの一例「バブルジャンパー」(県提供)
 

 県は、人間と機械、スポーツとテクノロジーが融合した「超人スポーツ」の開発プロジェクトに乗り出す。24日午後1時半から盛岡市内丸の県公会堂でイベント(参加無料)を開催。超人スポーツ協会共同代表で「光学迷彩」研究で知られる稲見昌彦東大大学院教授らを迎えて意見交換がある。ワークショップ(WS)も開かれ、9月の「いわて若者文化祭2016」で全国初の公認競技を目指し、学生ら若者たちのアイデアが発表される。

  プロジェクトは、希望郷いわて国体・大会を契機にした県の新機軸「国体・大会プラス」の一環。若者文化祭(9月24、25日開催)までに今月から8月まで計4回のWSを盛岡市内で開催。関心のある大学生や高専生ら若者に参加してもらう。

  超人スポーツは機械・マシンを使って人間の能力を伸ばし、ハンディをなくして老若男女、身体能力や障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるスポーツ。最新の研究分野「人間拡張工学」に基づき、介護・医療などで開発された機械も活用。学術研究や産業振興につながると期待される。

  事務局の県若者女性協働推進室によると、超人スポーツ協会は15年6月設立。競技例として衝撃吸収体「バブルボール」を上半身にかぶり、脚力が何倍にも増す「ジャンピングスティルツ」を装着して相手を押し倒す「バブルジャンパー」などがある。現時点で公認競技はないという。

  24日のイベントには稲見教授やゲームプロデューサーの犬飼博士さん、生涯スポーツが専門の浅沼道成岩手大教授、達増知事らが登壇。超人スポーツの意義や可能性を語る。その後、参加者全員によるWSで「岩手発・超人スポーツ」の競技アイデアを出し合う。

  達増知事は18日の会見で「取り組みを通じて誰もが生き生きとスポーツに取り組める、新しい地域社会モデルを提示する。同時にテクノロジーや文化の振興、福祉向上に地方から貢献したい」と意欲を示した。

  評論家の宇野常寛さんとの昨年の対談を踏まえ、「東京五輪・パラリンピックのあるべき姿を、いわて国体で先取りしようとの発想があった。人間拡張工学は学術、産業面でも発展が期待できる。岩手が生産現場になればいいという期待もある」と述べた。

  24日のイベントは22日までに申し込みを。問い合わせを含め同推進室(電話019−629−5336)へ。
 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします