盛岡タイムス Web News 2016年  4月 26日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉94 盛岡市黒川地内 絵画も展示の熱帯魚ショップ モリオーネ美術水族館 店主は元教師安東さん(相原礼以奈)


     
  珍しい熱帯魚の繁殖に取り組み、全国に提供している安東さん  
  珍しい熱帯魚の繁殖に取り組み、全国に提供している安東さん
 
  北上川と南昌山を望む住宅街に、熱帯魚ショップ・モリオーネ美術水族館(盛岡市黒川23の40の2)はある。店主は、元美術教師の安東秀衡さん(53)。車2台が入るガレージを改装した店舗に大小100個の水槽を備え、アフリカ原産の熱帯魚アフリカンシクリッドなど約100種類5千匹ほどを飼育。熱帯魚の改良にも取り組み、美しい魚を低価格で、全国の問屋やペットショップ、個人などに販売しようと活動している。店内では餌や飼育器具も取り扱い、絵画作品の展示も楽しめる。

  安東さんは一関市出身。16年前から青森県青森市、前沢町(現奥州市)などで画廊とペットショップを合わせた「美術水族館」を営業し、7年ほど前に盛岡市に移った。詩人・童話作家の宮澤賢治を尊敬し、賢治が青春時代を過ごした盛岡での活動を始めたという。賢治が盛岡を「モリーオ」と呼んだことにならい、盛岡をイタリア風に「モリオーネ」として店名にしている。

  アフリカンシクリッドと呼ばれる中にも多くの種類があり、主にドイツで養殖されているという。多くはマウスブルーダーと言われる特性を持ち、雌が卵を口に含み、1カ月ほど絶食してふ化させる。そのほか、グッピーやランチュウ、金魚の津軽錦、フロリダハマー(青ザリガニ)、古代魚のP・エチオピクスや世界最大の淡水魚と言われるピラルクなども。販売はしていないが、安東さんの飼育するリクガメやイグアナも見ることができる。

  「魚も生きている宝石であり、アートだと思う。今は絵を描くよりも、美術活動として魚を育てている」と安東さん。「あまり目にする機会はないと思うが、きれいな魚がたくさんいる。ペットというと犬や猫が主流だが、部屋に水槽が一つあると癒やされると思う。こういう面白い魚もいるということを見てもらえたら」と話している。

  午前10時から午後5時まで。火曜定休。問い合わせは同店(電話656−0023)。ホームページhttp://moriohne.yokochou.com/でも詳細が見られる。
  (相原礼以奈)


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