盛岡タイムス Web News 2016年  4月 28日 (木)

       

■  参院選岩手区 主浜氏(生活の党)が不出馬表明 後継指名は控える 家族の介護で勇退


     
  会見に臨む主浜了氏  
 
会見に臨む主浜了氏
 
  生活の党現職の主浜了参院議員(66)=2期=は27日、盛岡市内で会見し、今期(任期満了7月25日)限りで引退を決断したと発表した。深刻な症状の家族の介護を抱えた中、これまで通りの政治活動が困難だと理由を挙げた。夏の参院選岩手選挙区(改選1)では現職の主浜氏を統一候補に、県内4野党の協議が合意に向けて大詰めを迎えていた。野党各党や支援する市民団体にとって寝耳に水の事態となった。

  主浜氏は家族の介護について「私的責任を放棄してまで公の責任を担うことは困難だと思っている」と持論を述べた。同席した佐々木順一県連幹事長は「気持ちは何もなければやりたい。だけどやめないといけないのは無念の極みとの心境だ」と強調した。

  不出馬に伴い「この局面を打開する最善の道は私と志を共有し、党の理念を継承する人材に託す以外ない。25日に意中の方へ打診し、状況や心境をありのまま話し、後継をお願いした。その結果、内諾を頂き、本日に至った」と説明した。

  具体的には達増知事の政務秘書で県議経験のある木戸口英司氏が一部で報道されたが、「まず関係するところに説明、おわびをし、さらに協議して改めて野党共闘を構築しないといけないのが順番。報道は承知しているが、差し控えたい」と言及を避けた。

  主浜氏が不出馬を決めたのは25日。同日小沢一郎党県連代表に直接会って伝え、「強く慰留を受けた。さまざま話をし、理解いただけた」という。

  「私の出馬を前提に安倍政権に立ち向かう野党統一候補擁立へ活動される、いわて市民ネット、政策協議中の県内各野党に大変な骨を折ってもらっているのに、私の一身上の理由でこのような形になって申し訳ない。県民にもおわびのしようもない」と陳謝した。

  「この上は参院選勝利へ向け、それぞれの政治勢力を結集し、安倍政権と戦う体制を再構築することをお願いする」と訴えた。

  県内の野党共闘については現職の主浜氏の続投を視野に協議が進んできた。不出馬発表で前提は崩れ、28日で合意を目指していた実務者協議も中止となった。協議再開のめども立たず、野党各党それぞれが対応を検討することになった。

  佐々木幹事長は「政策は白紙にならないが、現職が候補予定者にならなかったのは事実。生活の党として県連内で結論を出して今後の4党協議に臨む」と説明。28日は関係方面を訪問して陳謝し、今後について理解を求める予定。



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