「老木懸命に咲く天然記念物」北井崎昇、盛岡市東山
【撮影の狙い】盛岡市郊外の米内光政の先祖の屋敷にあった「庭前の桜」。県道沿いに市指定の天然記念物と立派な立て看板がある。しかし、命を振り絞って花を付けた樹齢300年を超える「しだれ桜」だが、桜の枝の支えは倒れ朽ち、幹の裏側は腐って空洞(写真左隅カット)となっている。桜の回りは後から成長した針葉樹の陰となり、やぶだらけだ。雫石町にある弘法桜は樹齢800年は一時極めて花数が減ったが、朽ちた幹にセメントを詰めるなどをして治療、今は見事に花をつけている。
(4月25日、盛岡市上米内)
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