盛岡タイムス Web News 2016年  5月 14日 (土)

       

■ 〈体感思観〉編集局 佐々木貴大 誇れるチームとブースター


 
 日本プロバスケットボールリーグ(TKbjリーグ)の岩手ビッグブルズは、7、8日に富山県で行われたプレーオフ(PO)地区準決勝で富山グラウジーズ(東地区1位)に敗れ、今季を終えた。まずは1年間戦った選手、スタッフに「お疲れさま」と声を掛けたい。

  新ヘッドコーチに勝久ジェフリー氏を招き、選手を大幅に入れ替えて迎えた今季。序盤は思うように勝ち星が伸びず苦しんだ。それでも、外国人選手の入れ替えなどを経て次第にチームは加速。レギュラーシーズンを5位で通過し、4季連続となるPO進出を決めた。

  そして迎えたPO1回戦。新潟アルビレックスBB(同4位)との試合ではエースのフォワード、アランディス・ハリスを故障で欠く中、日本人選手の奮闘もあり見事に下克上を決めた。続く準決勝はハリスに加えガードの永田晃司を故障で欠き、まさに満身創痍(そうい)の中、今季1勝3敗と苦手にする富山に対し堂々と戦い抜いた。ブースターが夢見た有明コロシアムで行われるファイナルズ進出こそ成し遂げられなかったものの、見るものを熱狂させてくれたチームを誇りに思いたい。

  もう一つ誇りに思うのは、岩手ブースターの熱
さ。PO1回戦の新潟戦では多くの岩手ブースターが遠い敵地へ足を運び、「ホームジャック」に成功。一糸乱れぬ声援で、「6人目の選手」としてチームと共に戦った。続く準決勝も
「有明より遠いよ」と言いながら、多くのブースターが富山入り。チームは連敗を喫したものの、チームへの不平や不満を示すことなく、最後まで共に戦い続けたブースターも、岩手の誇りだ。

  今年9月にはTKbjリーグとNBLを統合した新たなバスケットボールリーグ「Bリーグ」が開幕する。岩手は2部に当たるB2からの出発が決まっている。これからはB1昇格を目指した戦いとなる。再び日本一を懸けた戦いをするため、まずはチーム、ブースターとも誇りを持ってB2を戦い抜きたい。


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