盛岡タイムス Web News 2016年  5月 20日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉301 草野悟 国際結婚披露宴列車が運行


     
   
     

 これ、引退したばかりの三陸しおかぜ号の車内です。奥に見える赤いじゅうたんの場所が「あまちゃん」のアキとユイが潮騒のメモリーを歌った場所です。左の男性は、三鉄の制服を着ていますが、運転士じゃありません。真ん中の女性はアキちゃんの格好をしていますが、海女じゃありません。その隣の三鉄ティッシュボックスを持っている人は3月まで宮古にいた県の桐田副局長さん。(今は県庁の部長)

  なぜかというと、三鉄始まって以来の国際結婚披露宴列車が運行したのです。外国人の新郎は、トルコのターキッシュエアラインの中部地区支社長 ジェム・ハサン・アルデミルさん。新婦は岩手県滝沢市出身の、同じくターキッシュエアラインの広報スーパーバイザーのユキ・アルデミルさんです。二人の運命の出会いがターキッシュエアラインでした。この二人、面白い人生を歩んできました。ジェムさんはトルコの大学の日本語教育学部で学び、ユキさんは、滝沢の中学校を出てから留学。オーストラリアの高校、大学を出て外国語を学び、ともに同じ会社に入りました。そこで出会い、愛が芽生えたのです。まるで国境を越えた愛のドラマのようです。

  ターキッシュエアラインは、三陸鉄道に大きな旅客機の写真を貼付したラッピング車両を提供している大スポンサーです。そんなことで、何度か三陸を訪れてくるうちに、すっかり三鉄と三陸のファンになってしまいました。三陸鉄道で披露宴を挙げられたら、という夢が実現したのです。

  で、この桐田さん、来賓のごあいさつに駆け付けました。相変わらずウイットとユーモアに富んだ軽妙なごあいさつ。車中の参列者の皆さま、大笑いの楽しいごあいさつでした。プレゼントも持参してくれました。岩手県のマスコット「うにっち」の縫いぐるみです。ジェムさん「国の応接間に飾ります」と大喜びです。桐田さん、国際友好の懸け橋になったようです。お祝いには、あのふじポンさんと、三鉄とは長〜いお付き合いのアンダーパスのお二人も駆けつけてくれました。実に楽しい披露宴列車でした。
   (岩手県中核コーディネーター)


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