盛岡タイムス Web News 2016年  5月 25日 (水)

       

■  参院選岩手区 事実上の与野党一騎打ちに 新人3氏の構図か 公示まで約1カ月


         
  田中真一氏 木戸口英司氏 石川幹子氏  
 
田中真一氏
木戸口英司氏
石川幹子氏
 

 第24回参院通常選挙は改選になる議員が任期満了を迎える7月25日を前に行われる。岩手選挙区(改選1)では、自民党の元慶応大ラグビー部監督・田中真一氏(49)、野党4党の統一候補に擁立された無所属で達増知事元政務秘書・木戸口英司氏(52)、幸福実現党の党県本部副代表・石川幹子氏(51)の3新人による戦いが濃厚だ。選挙日程や衆参同日選の有無も定かでない中、各陣営とも7月10日の投開票を見込んで前哨戦を活発化させている。

  今回は自民が24年ぶりの議席奪還を懸け、連立を組む公明と比例で連動。これに対して安倍政権打倒などを掲げて民進、共産、生活、社民4党が統一候補を擁立し、野党候補の乱立を回避。与野党による事実上の一騎打ちの様相だ。

  前回3年前の参院選は現職の平野達男氏が分裂した民主党を離れ、無所属で戦った。自民、乱立する民主、生活、共産の各野党、幸福実現5新人を退け、無所属で三選を果たした。新人同士の戦いは今回不出馬を表明した生活の党現職の主浜了氏が初当選した2004年以来となる。

  参院選の日程は6月1日の国会会期末前後で明らかになる模様だ。見込まれる7月10日投票から逆算すれば、公示は6月23日。報道では22日説もあるが、既に1カ月を切っている。衆院解散によるダブル選挙の可能性もささやかれるが、情勢は流動的だ。

  田中氏は15年11月に県連の公募で選ばれ、一番最初に名乗り。13年の参院選以来、2度目の挑戦で「前回は公認から投票まで100日しかなく、地域事情も分からず突入した。3年間地元の方と地域を回り、自分の体に染み込んだものがある」と自負。知名度で「アドバンテージがある」と見込む。

  滝沢市や雫石町など旧市町村単位で12後援会が立ち上げられた。後援会連合会を設けず、後援会のない盛岡市などでも国会議員、県議、市町村議が連動して前哨戦を展開。28日には盛岡市本町通3地内で事務所開き、29日には石破茂地方創生担当大臣と花巻市や盛岡市、滝沢市で活動する予定。

  木戸口氏は、主浜氏の突如不出馬で「意中の候補」として後継者に急浮上。わずか1カ月で野党共闘のシンボルに。長く小沢一郎生活の党代表と達増知事に仕え、県議を1期経験し、昨年知事選の県民党的結集や5野党代表結集の「立役者」として、知事選を再現する結集で野党議席の死守を目指す。

  達増知事が積極的に支援する意向で、生活の党も主浜氏や同氏後援会はじめ、党の総力を挙げて急速に体制を整えている。他の野党との連動は25日の協議で詳細が詰められる予定。事務所は盛岡市中心部に来月早々に設けられる見込み。25日には連合岩手や平和環境県センターなど3団体と政策協定を結ぶ。

  石川氏は昨年、党本部が公認を発表。今月13日に地元に向けて出馬会見をした。3日の憲法記念日には盛岡市内などで街頭演説も展開した。現在地域行事に顔を出すなどしているが、陣営では6月初旬までに予定される事務所が開設でき次第、活動を本格化する。


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