盛岡タイムス Web News 2016年  5月 27日 (金)

       

■  岩手の空に市場あり 県ドローン協会設立 盛岡市で公開の飛行デモ


     
  ドローンを上空に静止させる参加者  
 
ドローンを上空に静止させる参加者
 

 県ドローン協会(佐藤亮厚代表理事)は26日、県営野球場の第1駐車場で小型の無人航空機(ドローン)の飛行実験を開いた。県など行政関係者、建設業や一般など43団体90人が参加。参加者は、世界で一番売れているドローンの「PHANTOM」シリーズを3班に分かれて操縦し、簡単な操作で安定感のある飛行を見せた。自在な動きを見せるドローンは、驚きと新たな時代の到来を感じさせた。

  同協会は4月設立。広大な面積を持つ県内で、ドローンを安全に有効活用するための啓発活動を目的とする。ドローンは現在、上空からの空撮などで注目を集め、将来的には、災害時の調査、農作物の生育状況調査など幅広い活用が期待されている。

  しかし2015年4月22日、ドローンの官邸への落下事故が発生。プライバシーの問題などもあり、同9月に改正航空法が参院本会議で可決、同12月10日に施行された。現在は国交省に許可・申請し、ガイドラインに従って飛行させる必要がある。

  同日は、市販品と業務品の2機種を紹介。PHANTOM3など計3台を駐車場で飛行させた。同機は内臓バッテリーで23分間の飛行が可能。GPS機能を活用した高い安定性を持つ。最新型では最大時速70`の飛行モードもあり、飛行時間を延長した。

  及川敦専務理事は「急速に普及したドローンは、広大な県内では有効に活用できる。これまで、宮城県仙台市まで行き講習を受けていた。これからは県内で操作や法規を学ぶことができる」と強調した。

  同協会は現在、インストラクターを養成している。今後は一般会員を募り、7月に初めての総会を開く考え。

  佐藤会長は「県内にはドローンを活用したい人が多くいると聞いた。昨年の改正航空法など、これからさまざまな法改正があると思う。さまざまな機関と連携し、(関連法規などを)興味のある人に正確に伝え普及を図りたい」とあいさつした。

  初めてドローンを操作したという東野建設工業工事部の天沼史倫課長代理は「思ったよりも安定していた。災害時の復旧工事で現状把握に使うなど期待できる」と感心。上空を飛ぶドローンに見入った。


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