盛岡タイムス Web News 2016年  8月 15日 (月)

       

■ 〈幸遊記〉292 照井顕 熊谷絵美の明日に架ける橋


  9月4日ファイナルステージを迎える第10回オータムジャズ祭・in紫波ビューガーデンに、地元勢のボーカル代表として出演する熊谷絵美さん(36)は、去る8月7日に行われた、第27回「盛岡大通・ビック・ストリート・ジャズ・ライブ・フェス」(開運橋のジョニー・盛岡大通商店街協同組合共催)に出演し、高橋秀ピアノカルテットで、素敵なトークを交えながら歌った。

  たまたま盛岡に来ていた兵庫県のジャズファンが立ち聴きしていて、ジャズ祭のチラシ配りをしていた僕に彼は「いろんなところで、ジャズを見聞きしてきたけど、盛岡のストリートジャズは、相当レベルが高いですね。しかもこの歌手の歌にはメチャ感動しました」。その熊谷絵美さんは1982年1月生まれの36歳。小学生の娘さんを持つ母親でもあり、小学校の教師でもある。中学から曲も書き始め、高校でバンド活動をやり、岩手大学生の時からジャズを歌い始め、開運橋のジョニーでMr・BVこと鈴木清勝のオルガンをバックにステージデビューしたのが2002年6月29日。「明日に架ける橋」「アメイジンググレイス」などが今も印象に残る。

  03年に彼女はオリジナルバンド「オリーブ」を結成。このバンドで、05年僕が企画した、T・STEP・BATTL・IWATEKENのCDに「MAMAMIA」を入曲。(ちなみに彼女の弟・友宏君もピアノソロでオリジナルのJAPANを入曲)。同年、「ジャズ批評誌」11月号特集「女性プレイヤー最前線」にて、美しきジャズ・プレイヤーたちの活躍(表紙・穐吉敏子)に、ピアノ、作曲、ボーカリストとして登場した熊谷絵美さん。

  2014年には、写真のような名刺代わりの1枚として、ジャケットを着せない裸のCD「WHAT’S NEW?」を滝沢市のグリーン・レーベル(小林道夫代表)からリリースした。かつての古い友人だった熊谷利春さん(03年4月18日亡)から、できれば娘を歌手にさせたいと言われたことがあったことから、僕は当時店に出演していたピアノの藤原建夫さんのトリオやバンドで歌い育ててもらったことが始まりだった。

  今では小林ゆうこさん(Vo)の教えのたまものか、自由自在なアドリブスキャットを聴かせる成長ぶりに僕は心からの拍手を贈りたい!と思う。
(カフェジャズ開運橋のジョニー店主)


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