盛岡タイムス Web News 2016年  9月  11日 (日)

       

■  台風10号 東日本大震災に次ぐ被害額 県内約814億円に 調査1、2割で


 県は10日、台風10号に伴う県内の被害総額を初めて公表した。10日午前6時現在の被害総額は813億9863万円。被害の調査はまだ全体の1、2割程度の状況だが、既に東日本大震災津波(被害総額9112億4586万円)を除くと過去20年の本県の自然災害による被害では過去最大となっている。今後、調査状況によって数値は大きく増えていく可能性がある。

  分野別被害状況で最も被害が大きくなっているのは、土木施設等632億4501万円で、県管理が748カ所359億2352万円、市町村管理が1159カ所273億2149万円。

  次いで農林水産関係が112億3451万円。内訳では、農業が農業施設、農作物、家畜、農地などで47億610万円、林業が林業施設、林産物、森林などで21億5975万円、水産が水産施設、漁港施設などで43億6864万円。

  商工関係・観光施設は64億8146万円、水道・衛生施設は3億1006万円、教育施設は5238万円、三陸鉄道3660万円、庁舎等が2161万円、自然保護関係施設1700万円、医療施設・社会福祉施設は調査中。

  10日の県災害対策本部員会議で達増知事は「かなりの部分が調査中であるにもかかわらず、現時点で813億円余というのは、東日本大震災津波を除けばここ何十年か岩手県では経験したことがない規模の災害が今回起きたと感じる。改めて甚大な被害、かつてないような事態の展開にしっかり対応しなければならない」と話した。

  県災害対策本部員会議によると、10日午前6時現在で孤立は岩泉町68人、久慈市12人の計80人。県管理道路の通行規制状況は、全面通行止め、片側交互通行など全体で23路線39路線。このうち、国道106号宮古市蟇目地内の1・2`は10日午後5時に片側交互通行が可能になった。13日までは舗装工事のため午後11時から翌朝5時まで通行止め。国道455号岩泉町落合と二升石間の2`は、詳細時期は未定だが今週の初めころには通行可能となる見込み。


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