盛岡タイムス Web News 2016年  9月  14日 (水)

       

■  滝沢市 お山の湯が10月で休止 ポンプ故障で利用減


 滝沢市は13日、同市議会一般質問で同市鵜飼安達の滝沢相の沢入浴施設温泉「お山の湯」を10月から休館する方針を明らかにした。同施設は8月21日に源泉くみ上げ用のポンプが故障し、同24日から沸かし湯で営業していたが、前年同月比で利用者が806人減少。ポンプを全交換する場合の費用は1千万円を見込み、利用減による料金収入が減ったまま営業は困難と判断した。休館に伴い市役所〜お山の湯間を運行する同市福祉バスも運休する。柳村典秀市長は「利用を検討していた庁内の同施設検討プロジェクトチームでは、廃止という方針になった。今後については、年内をめどに方向性を決める」と答弁した。

  稲荷場裕氏(滝政会)の質問に答えた。

  所管の健康福祉部高齢者支援課によると、休館の原因となったポンプの故障は今回で5回目。業者がポンプを調べたが、故障原因ははっきりと分っていない。

  ポンプは2006年6月に交換後、10年、12年にポンプの一部部品が故障。14年12月に再びポンプを交換後、安定して稼働していたが、今年7月14日に停止。再起動処理で稼働したが、同市が業者に確認をとったところ「いつ停止してもおかしくない」との回答があった。

  同施設は96年に営業開始。98年には年間12万人が訪れ、06年に利用者数延べ100万人を達成した。しかし、近年の利用客は5万〜6万人に減少。施設の年間運営費は約4300万円だが、料金収入は2千万〜2300万円。故障で利用客が減ったままでは、赤字もあると判断した。

  同市は14年度に商工観光課など関係7課で構成する、同入浴施設検討プロジェクトチームで利活用計画を検討。市場調査をしたが、利用案がなく施設の魅力を疑問視する声があった。

  議会後の市議会議員全員協議会で、太田晴輝健康福祉部長は「修理をする場合、ポンプを源泉から引き上げる工事だけで約320万円を見込む。指定管理者の契約が17年度まで残っている。市の都合で休館するため、人件費や物品費などをある程度補償する必要がある。現在積算をしているが、指定管理者と協議しながら進めたい」と説明した。

  市民には、15日発行の広報たきざわ配布に載せて自治会などで情報を回覧。ホームページにも掲載した。本件に関する問い合わせは同課(電話656―6521)へ。


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