盛岡タイムス Web News 2016年  9月  21日 (水)

       

■  盛岡市の平均変動率 住宅地2年連続上昇 16年度地価調査 盛南地域を中心に高値 商業地は23年連続下落


 県は2016年度の県内地価調査結果を21日付県報で公表する。この中で県内1平方b当たり平均価格をみると、住宅地は2万4700円で平均変動率が1・1%減、商業地が4万5900円で同2・5%減だった。住宅地は16年連続、商業地は23年連続それぞれ下落した。下落幅は住宅地で拡大し、商業地で横ばいだった。盛岡市では住宅地が盛南開発地域等で旺盛な需要を背景に、17年ぶりとなった15年度から2年続けて平均変動率が上昇した。

  調査は15年度と同じ県内全33市町村、383地点で行われた。内訳は住宅地262地点、商業地74地点、林地31地点、工業地14地点など。

  ■住宅地

  盛岡市については57地点を調査。平均価格が4万6200円、平均変動率が1・8%で15年度より0・8ポイント上昇。県は盛南開発地域等で「政策等の需要の下支え、大型店舗開店や道路整備等により生活環境が良好な地域における住宅需要は旺盛」などと解説する。

  継続調査の55地点における変動率の内訳は、上昇31地点(15年度57地点中30地点)、横ばい14地点(同16地点)、下落10地点(11地点)。

  県内の変動率上位10地点は全て同市。盛岡スコーレ高校南側の「向中野5丁目25の10」が6万6千円で変動率10・0%と、15年度に続きトップ。盛岡西バイパス沿道の商業集積等で分譲地が高値で取り引きされている。その周辺ほか北夕顔瀬町地内や鉈屋町地内など7地点は圏外からの上位入りだった。

  価格水準高位10地点も同市が独占。1位は15年度同様、岩手朝日テレビ南側にある「盛岡駅西通2丁目15の27」の9万900円
で、変動率5・3%だった。

  一方、少子高齢化や人口減少等で土地需要が低迷し下落した地域も。変動率が下落に転じたり下落が継続したり。下落幅の縮小した地点もあった。

  旧玉山村(調査5地点中、継続4地点)に絞ると、平均価格は旧市が4万9400円に対して1万3600円で、変動率3・4%減と15年度より1・0ポイント下落した。

  県内全体の住宅地については、同市を含む50地点で上昇。うち内陸は39地点で滝沢市2地点、紫波と矢巾両町各1地点が含まれる。変動率は盛岡のほか釜石市と山田町で上昇。釜石1・4%、山田0・4%でそれぞれ5年連続の上昇。横ばいは紫波町の0・0%など3市町あった。

  下落率が最も大きかったのは15年度に引き続き「一関市千厩町千厩字町浦40の1」。8・2%減で下落幅が拡大した。土地需要の低迷が要因だという。

  ■商業地

  県全体では路線商業施設等の開店や中心市街地商店街の空洞化等を理由に下落が継続。変動率が上昇したのは大船渡市、野田村2市村の沿岸3地点で、土地区画整理事業等の進展に伴う商業施設の需要が要因にある。

  上昇率が最も大きかった地点は「大船渡市大船渡町明神前3の19」の成田ガラス店で2・8%と、15年度2・0%より上昇幅が拡大した。盛岡市は調査15地点の平均価格が10万1600円で、変動率0・5%減と15年度0・7%減よりも下落幅が縮小した。

  価格水準高位10地点も、いずれも同市。最も高かったのは「盛岡駅前通8の17」の明治安田生命盛岡駅前ビルで23万4千円、変動率0・0%と横ばいだった。

  新規1地点を除いて、いずれも15年度と同じ高位10地点だった。変動率は0・0%で横ばい。盛南開発地域以外の菜園2丁目、盛岡駅前通、本町通1丁目、材木町、神明町、上田1丁目、前潟2丁目、仙北2丁目などが高位にある。

  下落率が最も大きかった地点は「葛巻町葛巻第13地割葛巻49」で7・4%減と、15年度より下落幅が縮小した。変動率のマイナスが大きい10地点はワーストの葛巻のほか、西和賀町や一関市、八幡平市、二戸市、九戸村、洋野町など。


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