盛岡タイムス Web News 2016年  10月  15日 (土)

       

■ いわて国体 グッズなどみやげ品好調 運輸、外食、宿泊など活性 経済効果 達するか453億円(岩手経済研究所試算)


 

     
  盛岡市菜園の土産店らら・いわての岩手国体土産コーナー  
  盛岡市菜園の土産店らら・いわての岩手国体土産コーナー
 

 1日から11日まで開かれた希望郷いわて国体本大会。岩手経済研究所が昨年発表した推計によると、岩手国体・全国障害者スポーツ大会開催に伴う県への経済波及効果は約453億円。冬期大会31億円、本大会375億円、障害者スポーツ大会46億円と試算している。本大会が終了した現在、盛岡周辺の土産、交通、小売り、飲食店の事業者は国体の波及効果を実感しつつ、22日からの希望郷いわて大会にも期待を寄せている。
(飯森歩)

 県タクシー協会盛岡支部の大野尚彦支部長は、本大会期間中の盛岡周辺のタクシー乗車数を「増加した」と回答。「大きな会場にはベテラン誘導員を配置したため、目立った混乱は見られなかった」と万全体制で挑んだ効果を示した。一方で「配車のタイミングをうまく図れなかった」とし「試合前と終了後にどっと乗客が増えることが多く、対応に苦労した。会場スタッフも試合時間のスケジュールを把握していないようだった」と話した。いわて大会時は福祉車両の準備を万全にし、本大会時の乗車状況から配車を決定するという。

  県産品卸・販売の岩手県産(矢巾町)は土産品販売の特設ブースを、各競技会場のほかJR盛岡駅ビルフェザン1階、滝の広場に設置した。国体関連グッズの売れ行きが好調で、わんこきょうだいが描かれたTシャツやタオル、キーホルダー、クリアファイル、ピンバッジなどが伸びたという。

  北田恵次営業部営業課長は「県産食品の動きが予想よりにぶかった。高校生など若年層の購入者が多かったため、小遣いの範囲で購入できる小物類が人気だった」と話した。

  百貨店の川徳(盛岡市)は近隣のホテルに宿泊していた選手、関係者の来店が多かったという。販売状況は南部鉄器に少し動きはあったが、店舗全体で大きな波は見られなかった。

  門口敬文常務は、「試合が終わった夕方など、店内にユニフォーム姿が多く見られた。競泳の会場に設置した販売ブースでは、麺類など地元商品が好調だった」とふり返る。

  同市盛岡駅前通の居酒屋うま舎は、開催期間中の客数はおよそ2倍。「国体関係者がたくさん訪れており、岩手にちなんだメニューを頼んでいた。ありがたい」と喜びを語った。

  同市繋の宿泊施設では本大会期間中、県内外の宿泊者でほぼ満室状態だった。菊地善雄つなぎ温泉観光協会会長は「いわて大会期間中、どの宿泊施設もほぼ満室状態のようだ」と話す。


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