盛岡タイムス Web News 2016年  10月  17日 (月)

       

■  バリアフリーの調べに乗って 第1回とっておきの音楽祭 49組400人が福祉の輪


     
  難病連合唱団ふれあいコールのステージ発表  
 
難病連合唱団ふれあいコールのステージ発表
 

 第1回イーハトーヴとっておきの音楽祭もりおか(とっておきの音楽祭イーハトーヴ実行委主催)が16日、盛岡市の中心市街地の4会場で開かれた。「障がいのある人もない人も一緒に音楽を楽しみ、音楽のチカラで心のバリアフリーを目指すストリート音楽祭」に、音楽団体49組約300人が参加。もりおか歴史文化館前広場(内丸)、櫻山神社前(同)、ホットライン肴町ななっく前(中ノ橋通)、岩手銀行赤レンガ館(同)で歌や楽器演奏、ダンスを繰り広げ、音楽を通して人と福祉の輪を広げた。

  とっておきの音楽祭は、第1回全国障害者スポーツ大会が開催された2001年に開始。以来、「みんなちがって みんないい」を合言葉に全国各地で開かれている。岩手では、22日からの希望郷いわて大会に合わせて初めて開催。ステージ発表を通して障害者がたくましく生きる姿を伝え、障害者の特性や福祉への理解を促した。

  同祭のポスターは、盛岡杉生園の宮古和香菜さんが制作。赤レンガ館のステージには、いちご園(矢巾町)の利用者が折り紙などを散りばめて制作した長さ3bのフラッグが飾られた。

  参加者の4割が身体、知的障害者だったステージ発表。障害あるなしにかかわらず発表者全員が生き生きと楽しそうにパフォーマンスをする姿は、観客に感動と元気を与えていた。

  難病連合唱団ふれあいコールは、童謡や唱歌を披露。力強い歌声と美しいハーモニーを会場に響かせた。

  発表を聴いた同市山岸の佐藤瑛子さん(77)は「元気よく楽しそうに歌う姿に励まされた。私も大正琴をもっと練習し、音楽のある暮らしを楽しんでいきたい」と話した。

  同文化館前には、就労支援事業所による即売所を設置。ファーム仁王やヒソプ工房、幸呼来(さっこら)Japanによる福祉商品販売や、福祉ネイルサービスなどが行われた。

  同祭は4月から実行委20人を中心に、学生や主婦、高齢者らのボランティア80人で企画、運営を推進。

  大信田康統同実行委副委員長は「次回はさらに会場を増やし、街中を同祭で彩りたい。障害者の発表の場として定着させていければ」と意欲を語った。

  同音楽祭は、15年には全国で28ステージを実施。320団体2500人が参加し、延べ26万人を集客した。
 
 


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