盛岡タイムス Web News 2016年  10月  18日 (火)

       

■  〈おらがまちかど〉104 盛岡市 松園三丁目地内 文化活動で地域元気に 元町内会役員ら声かけ AF 藤沢則子


     
   松園3丁目AF(アートフレンズ)会として2回目の絵画展を終え、お互いの作品を囲む山本富士雄さん、中村治章さん、村谷公基さん、雑賀優さん、猿舘祥男さん(左から)  
   松園3丁目AF(アートフレンズ)会として2回目の絵画展を終え、お互いの作品を囲む山本富士雄さん、中村治章さん、村谷公基さん、雑賀優さん、猿舘祥男さん(左から)
 

 盛岡市松園3丁目の住民で結成されたAF(アートフレンズ)会は、町内会活動のつながりから生まれた絵画同好会。元町内会長の村谷公基さん(79)が地域で声を掛け、7人で活動スタートした。現在は60代から80代の5人が活動し、9月には2回目のグループ展も開催。「文化活動は地域を元気にする」という村谷さんは、「私たちの創作活動がインパクトになって、『自分たちでも町内会単位で何かやってみようか』と周囲の刺激になればうれしい」と話す。

  村谷さんは、松園ニュータウンの入居が始まった1972、3年ごろに盛岡市内から松園に転居。2015年3月まで4年間町内会長を務め、町内会活動や松園地区自治協議会が主催する松園芸術文化祭などを通して、町内に趣味を持つ人が多いことに注目。地域で顔を合わせたときに声を掛け、7人で第1回絵画展を特別養護老人ホーム・サンタウン松園(北松園)で開いた。

  新興住宅地に入居から40年以上たち、高齢者が増えて落ち着いた町になったが、「このまま静かなだけの町になっていくのは物足りないと感じていた」と村谷さん。

  ほかの現メンバー4人は他市町村の出身。東日本大震災の約1年前に二戸市から松園に転居した猿舘祥男さん(69)は「知り合いがいない土地に越してきて、次の年に震災。どうなることかと思ったが、町内会活動やAFの活動でつながりができた」と話す。

  兵庫県出身の雑賀優さん(72)は札幌市などへの転勤を経て松園をついの住み家に選んだ。猿舘さんとは同じ水彩画教室に通う仲間だ。洋野町(旧種市町)出身の中村治章さん(82)は町内会の現会計監査。メンバーの中には元役員もいて、「役員を退任した後も、このような会でつながりがあるのは心強い」と話す。

  山本富士雄さん(69)は八幡平市(旧安代町)出身。水墨画を描く唯一のメンバーで、公募展にも出品しているが「いろいろな表現を見られるのが刺激になっていい」と活動を楽しむ。

  9月に盛岡市立病院で第2回絵画展を開き、今後もメンバーの年齢などを考慮して年1回のペースで作品を発表していく予定。村谷さんは「シニア世代が頑張ることで地域が元気になっているという事例を見かける。私たち世代にあったペースで、みなさんに喜んでもらえる活動ができれば」と話していた。
    (藤澤則子)
 


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