盛岡タイムス Web News 2016年  10月  22日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 泉山圭 盛岡のソウルフード




 盛岡市のソウルフードとして真っ先に名前が挙がるのは、福田パンではないだろうか。テレビのバラエティー番組で取り上げられるなど、いまや全国区の知名度を誇る。盛岡出身の私にとっても福田パンは昔から慣れ親しんだ味。高校時代は弁当を持参したほかに購買で福田パンを買い、部活動の帰りにもコンビニなどで買って食べた。手頃な値段とボリュームは学生の味方。

  東京で過ごした大学時代も時折無性に食べたくなり、帰省して店頭で福田パンを見つけると懐かしさもあり頬が緩んだ。盛岡市民、岩手県民にとってはこの感覚は同じようで、山形県で生活する弟も帰省のたびにお土産に福田パンを大量に買って帰るのが恒例だ。私自身、今でも見かけるとついつい手に取ってしまう。

  この福田パンが、希望郷いわて国体開催に合わせて特別メニューを販売した。岩手が誇る最高級牛肉を使用した「いわて牛五ツ星ホワイトソース」。新商品発表会で試食したが、紫波産シイタケやチーズ入りの濃厚なホワイトソースと特別な調理で柔らかく仕上げた牛肉が絶品だった。

  国体では開閉会式取材のため北上総合運動公園に足を運んだ。会場内に設置された報道控え室には、全国からたくさんのマスコミ関係者が詰め掛けた。県外からのマスコミ関係者の会話の中に「福田パン」という単語がたびたび聞かれた。コック帽をかぶり、ひげを生やしたキャラクターが描かれた福田パンのビニール袋からパンを取り出して頬張る姿もあった。

  こうした他県からの利用者もあってか、国体期間中の週末は福田パンの店舗も混雑したようだ。盛岡市民だけでなく、愛される福田パンは地元出身者としては誇らしい限り。
 


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします