盛岡タイムス Web News 2016年  10月  28日 (金)

       

■  盛岡市教浄寺 墓前にゆかり偲んで 雅子さま曾祖父の山屋他人 生誕150年に77回忌 孫の隆正さんら参列


     
   盛岡市北山・教浄寺の山屋家一族の墓前で山屋他人夫妻を供養する山屋髏ウさんら親族  
   盛岡市北山・教浄寺の山屋家一族の墓前で山屋他人夫妻を供養する山屋髏ウさんら親族
 

 生誕150年を迎えた盛岡出身の海軍大将・山屋他人(1866―1940年)の77回忌法要が27日、盛岡市北山の教浄寺(松尾正弘住職)で営まれた。山屋の孫の山屋隆正さん(74)=千葉県八千代市=ら親族8人が15年ぶりに盛岡に集まり、山屋家一族の墓前で手を合わせた。

  山屋他人は海軍兵学校を卒業後、日清・日露・第1次世界大戦に従軍し大正8(1919)年に海軍大将。海軍大学校教官時代に編み出した円戦法で知られる。皇太子妃雅子さまの母・小和田優美子さんは山屋の孫で、山屋大将は雅子さまの母方の曾祖父にあたる。

  法要のために盛岡を訪れたのは、隆正さんと妻の俊子さん(75)、山屋の孫の岩下秀男さん(90)=東京都八王子市=、弘井俊子さん(79)=千葉県船橋市=、芝康平さん(86)=東京都=と妻の節子さん(83)、同じく孫の斎藤孝雄さん(74)=神奈川県川崎市=、ひ孫の中村威(たけし)さん(74)=岐阜県各務原市=の親族8人。

  法要は、小和田恆さん、優美子さん夫妻も名を連ねる孫の会「枝栄会」幹事の隆正さんが施主を務め、祖父(他人)77回忌・祖母(故・貞子さん)57回忌として執り行われた。松尾住職の読経に続いて親族が焼香。同寺の一族の墓前に花と線香を手向け、静かに手を合わせて供養した。

  隆正さんらは、2003年に境内に建立された山屋他人海軍大将顕彰碑に見入り、生誕の地・盛岡で続けられている顕彰に感じ入っていた。

  枝栄会として盛岡に集まるのは、孫世代の年齢などを考慮して77回忌の今年が一区切りになる。毎年春に東京で開いている会合は継続していくという。

  2001年4月の法要墓参の際、盛岡市に山屋家ゆかりの品を寄贈した芝さん(東京機械製作所元社長)は「盛岡は祖父が生まれたところであり、仕事でも何度も訪れているので深い縁を感じている。今後も盛岡に来る機会があれば立ち寄りたい」と話す。

  同寺の山屋家一族の墓守をする隆正さんは「孫たちが集まり、祖父にもいい報告ができた。年を重ねるごとに祖父(他人)の残したものの大きさを身に感じるようになった。私たちの世代が盛岡に集まる機会は最後になるかもしれないが、次の世代に受け継がれるものはあると思う」と話していた。


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