盛岡タイムス Web News 2016年  10月  29日 (土)

       

■ 〈体感思観〉 編集局 相原礼以奈 なんてったってアイドル




  ドラマ「あまちゃん」では、アイドルとしての仕事をなくしたヒロインのアキを、マネージャーの水口が励ます。「アイドルって、自分でなったり宣言したりするものじゃなくて、周りに集まってくる人間がアイドルにしていくんじゃないかな」。

  第16回全国障害者スポーツ大会(希望郷いわて大会)は24日に閉会式が行われ、式典後のステージには人気アイドルグループAKB48が登場した。選手たちは、メンバーの登場前から大興奮。パフォーマンス中は観衆も笑顔であふれ、大会のフィナーレは最高潮の盛り上がりを見せた。

  その前日には盛岡市内で、6月に取材したサブカルアイドルユニット「えーるらるむ」のライブを見た。心に不安を抱えた現代人を熱狂させる「愚痴をこぼせるアイドル」がコンセプト。会場を埋めたファンたちは、曲に合いの手を入れ、そろった振り付けを繰り出して彼女たちとの時間を楽しんでいた。

  連日アイドルの生み出す熱気に触れ、多少圧倒されながらも、そのポジティブなエネルギーに感銘を受けた。アイドルをファンが輝かせるとともに、アイドルの存在によってファンも魅力的な笑顔であふれる。

  この相互関係は、歌って踊れる女の子たちに限ったことではない。例えば希望郷いわて国体・大会中の選手と応援団、観客の関係にも重なるのではと感じた。

  ポジティブな感情で高め合える存在。いろいろな場面に生まれる「アイドル」とその周辺の熱気に、今後も注目していきたい。


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