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「音楽のまち やはば」を宣言する高橋町長
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矢巾町は6日、「音楽のまち やはば」を宣言し、セレモニーを同町南矢幅の田園ホールで開催した。同ホールが1990年に開館してから四半世紀が過ぎたことや、町内児童生徒の音楽活動における活躍を受けて実施。出演者を含め約810人が来場した。高橋昌造町長が宣言文を読み上げ、町内児童や町立矢巾北中特設合唱部、県立不来方高音楽部が歌声を会場に響かせた。
宣言には、「あふれる音楽を愛し誇りとしています」「音楽を通して人と人が織りなす心を紡ぎ次の世代につなぎます」などと記され、音楽を通したまちづくりを目指していくことが盛り込まれた。
同町では宣言に基づく施策を新年度から本格化させる。同町又兵エ新田のやはぱーくや周辺の公園などで定期的な演奏会を開催。町内で音楽活動に取り組む団体などの発表の場を創出し、音楽を通じた交流を図る。
高橋町長は「古里を愛する心は変わらない。その中に、音楽のまちということを加えてもらいたい。音楽を愛する心は矢巾町の宝。町民の皆さんとともに育てていきたい」とあいさつ。
セレモニーでは、来場者全員で町民歌を歌ったほか、町立4小学校の4年生254人が「もみじ」と「とんび」、同特設合唱部が「くちびるに歌を」「糸」など、同音楽部が「星めぐりの歌」「ふるさとの山に向かひて」などを披露。音楽のまちの幕開けを飾る美しい歌声を会場に響かせた。
同特設合唱部の藤原叶部長(3年)は「いつも町民の方々に支えてもらっているので、感謝の気持ちを込めて歌った。自分たちが音楽に取り組んでいる中でこういった宣言がされることは、とても光栄なこと」と話していた。
同セレモニーの後は第51回町芸術祭の舞台部門も開かれた。
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