盛岡タイムス Web News 2016年  11月  8日 (火)

       

■  滝沢市商工会青年部 サブカル都市で振興 産学官で「オタク化」計画 「イワケット」が盛況


     
  次回開催に意気込む滝沢市商工会青年部員(同青年部提供)  
  次回開催に意気込む滝沢市商工会青年部員(同青年部提供)  

 滝沢市商工会青年部が進める「滝沢総オタク化計画」が、同市砂込の県産業文化センターアピオで開いた「イワケット」(10月15日)開催を機に始まった。サブカルチャーを中心としたイベントで全国から人を呼び込み、地域を潤す経済効果を狙う同日、会場には県内外から約500人が訪れ盛況を博した。コスプレをして野菜を直売する出展者など、ほかでは見られない光景がウエブ上でも話題になり、次回開催を期待する声も高まっている。

  同計画は同商工会2016年度実施計画の地域活性化事業の一つとして計画。同市商工観光課、同青年部、県立大など市内の大学と連携し、漫画・アニメ・アイドルなどサブカルチャーをテーマにさまざまな取り組みを行う。

  今回のイベントではさまざまな人が出展。滝沢IPUイノベーションセンター入居企業もブースを出した。一際目立ったのが野菜をコスプレ姿で売った花巻市石鳥谷町の農業「霧雨園芸店」のブース。長蛇の列ができたという。ゲストの地元のアイドルユニット「えーるらるむ」、声優・相沢まさきさん、作編曲家・柴田晃一さんのトークショーも好評だったという。

  同青年部員でイワケット実行委員会の山内大輔代表は「おかげさまで多くの人に来てもらえた。もともとは地域振興のため。県外から滝沢に人が来るためのきっかけ作りが必要だった。(今回のように)人を呼べるイベントで県外からお金を得て市内に経済の好循環を作りたい」と語った。

  経産省が16年にまとめた「コンテンツ産業の現状と今後の発展の方向性」によれば、サブカルチャーなど日本のコンテンツ産業の市場規模は約12兆円と試算されている。

  国内でもサブカルチャーによる経済効果は拡大。世界最大規模のオタクイベントと言われる「コミックマーケット」の11年の調査報告書では、1回に平均40万人以上が来場し、30億円以上の経済効果と推計。サブカルチャーは若年層の趣味というイメージがあるが30代以上の参加者も多く、消費金額も高い傾向にあるという。

  山内代表はイワケットの年4回開催を目標とする。「継続が第一。今回は初回として上々の反応だったと思う。青年部の部員も経験を積み、次はもっと良くできると思う。今後は岩手ならではのコンテンツも充実させて、地域振興につなげたい」と振り返った。


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