盛岡タイムス Web News 2016年  11月  16日 (水)

       

■  盛岡地裁 冬の装い石割桜 豊香園がこも囲い 来週にかけ冷え込みか


     
  冬支度が行われた石割桜  
 
冬支度が行われた石割桜
 

 盛岡市内丸の盛岡地方裁判所前にある国指定天然記念物「石割桜」の冬囲い作業が15日、行われた。盛岡地方気象台によると、16日は冬型の気圧配置となるため内陸山沿いでは雪の降るところがある見込み。本格的な冬の到来を前に、盛岡のシンボルが冬支度を整えた。

  1932(昭和7)年から代々石割桜の手入れをしている同市の造園業、豊香園(藤村孝史社長)の職人9人が早朝から作業に着手。石の割れ目にわらを詰め込み、幹を寒さから守るため、ござを巻き、枝が雪の重みで折れないよう高さ15bの支柱2本から約100本のつりひもを枝に結ぶなどして冬支度を整えた。

  今年は寒暖の差が激しいことから、例年より5日ほど早い冬支度作業となった。

  藤村社長(64)は「普通の桜は花が咲かないと人が来ないが、石割桜は365日多くの観光客や市民の方が見に来る。枝振りが変わってしまったのは残念だが、今年(16年春)の花の付き方は例年と一緒だった。来年もきれいな花をいっぱい咲かせてほしい」と期待した。

  今年5月には、石割桜の種から育てた苗木を東日本大震災津波で被災した釜石市に植えた。藤村社長は「石割桜はパワースポットだと思っている。沿岸でも元気を与えてほしい」と願いを込めたという。

  東北地方の週間予報によると、期間の初めは最高気温、最低気温とも平年並みか平年より低い見込み。3カ月予報(11月〜2017年1月)では、11月は、平年と同様に晴れの日が多い。12月、1月に入ると、平年に比べ晴れの日が少なくなり、降水量も平年並または多い確率ともに40%となる見通し。

  豊香園によると、冬囲いは来年3月中旬ころに取り外される予定。


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