盛岡タイムス Web News 2016年  11月  18日 (金)

       

■  東日本大震災 ドラマで復興物語る 県の動画制作プロジェクト 県人出演でロケ、放映


     
  主演を務める太田いず帆さんと刈屋真優さん(左から4、5人目)と関係者ら  
  主演を務める太田いず帆さんと刈屋真優さん(左から4、5人目)と関係者ら
 

 県は東日本大震災復興動画制作プロジェクトとして、岩手復興ドラマの制作を開始する。17日、盛岡市内丸の県庁で制作発表会が行われた。全2話のドラマで、主演は公募で選ばれ、第1話で宮古市出身の太田いず帆さん(29)=東京都、第2話で盛岡市の会社員の刈屋真優さん(23)が務める。公募した原作をもとに、12月から撮影を開始し、来年2〜3月に民放放送、県内6カ所で上映会を行う。

  原作の応募は県内外から75作品(58人)が寄せられ、出演者では202人の応募があった。第1話が小松則也さん(58)=大船渡市三陸町=の「日本一ちいさな本屋」。第2話が佐々木俊夫さん(62)=同市大船渡町=の「冬のホタル」。両作品とも約20分のドキュメンタリードラマで、沿岸被災地を舞台としたドラマの制作、発表を通して震災の風化防止と復興への意欲醸成、被災者の「心の復興」へつなげる。

  東京で役者を目指し活動中の太田さんは「大震災の時は既に上京していて、この5年間、地元に対して何もできていなかった」と応募した理由を語る。「大好きなお芝居で地元の復興に携われたらうれしい。地元のために、岩手県のために何か、一歩でも前進できるように。また、岩手の人たちの心の強さを全国の人に、未来に伝えていければ」と意気込みを語った。

  刈屋さんは「原作者の方から『小さな幸せをいっぱい作りたい』という言葉を聞いた。今まで芝居を一度もやったことがないが、普段の何気ないことを幸せと思ってもらえるよう、あしたからまた頑張ろうと前を向いてもらえるように演じ、そういう気持ちが見た人の心に残るよう頑張りたい」と思いを語った。

  高橋克彦氏が監修、道又力氏が脚本を務め、第1話の監督は下山和也氏、第2話が都鳥拓也氏、都鳥伸也氏。俳優では村上弘明氏、藤田弓子氏、長谷川初範氏、古谷敏氏らが出演する。テーマソングは松本哲也氏。

  12月半ばに撮影を開始し、大船渡市や陸前高田市のほか、盛岡市など内陸での撮影も予定。来年1月に編集作業を終え完成予定。2月にはIBC、めんこいテレビで放送するほか、3月には盛岡、宮古、大船渡、北上、久慈、一関の6市で上映会を実施する。また、県公式動画チャンネルでも公開する。

  撮影開始前にエキストラ募集を行う。同プロジェクト特設サイト(http://www.iwatefukkoudouga.jp/)などで告知する。


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