盛岡タイムス Web News 2016年  11月  22日 (火)

       

■  盛岡まちづくり会社 地産の現場を見学 シェフとバイヤー 八幡平市などの生産者を


     
  サラダファームでは、トマトを試食しながらハウスを見学  
  サラダファームでは、トマトを試食しながらハウスを見学
 

 シェフとバイヤーさんのための産地訪問バスツアー(盛岡まちづくり会社主催)が1、7、21日、行われた。盛岡広域の飲食関連業者が県内の農産、畜産、水産業の生産地を巡り、生産者のこだわりにじかに触れる企画。県盛岡広域振興局や市などが共催し、初めて実施された。生産現場の見学から新メニュー考案や商品開発を促し、生産者と事業者の交流から流通経路の裾野拡大に期待する。21日はシェフやバイヤーら24人が八幡平市と盛岡市玉山の生産地を訪れ、新たな食の魅力を発掘した。

  県内の生産・加工者と盛岡中心地の食品関連事業者をつなぐ「もりおかマチナカ商談会」の参加者を対象に、食材勉強会として実施。1日は「フルーツラインツアー」としてリンゴ農園サンファーム(盛岡市)、ブドウ農園松原農園(紫波町)を訪問。7日は「北三陸ツアー」として洋野町や久慈市の水産、畜産加工業者の元を訪れた。

  21日午前中は「馬ふん堆肥」と「八幡平マッシュルーム」を生産するジオファーム・八幡平(八幡平市松尾寄木)と、野菜や花などを生産しレストランを展開するサラダファーム(同市平笠)を見学した。

  サラダファームでは、同社の田村恵部長がイチゴやトマトを栽培するハウスを案内。地熱を活用して年中収穫を可能にした設備や、糖度を高める手法などを紹介した。盛岡市内に直営店2店舗を構えるなど事業の優位性も伝え、同市の活性化への思いを語った。

  参加したダイニングバーQzo(同市大通)の矢羽々正行オーナーシェフは「おいしい生産物をつくるための工夫とこだわりに驚いた。地域に対する思いにも触れられ、勉強になった」と話した。

  イタリア料理店トラットリアdacotta(同市菜園)の奥寺剛店長は「生産者の情熱や思いを伝えるのが飲食店の役割。ツアーで学んだ食材の魅力をしっかり客に伝えていきたい」と話した。

  同日午後は黒平豆を生産する山藤農園(盛岡市玉山)を見学し、夕方は食材セミナー&交流会を市内の飲食店で実施。ツアーに協力した生産者らが食材の調理方法などを紹介し、それぞれの生産物を使った料理が振る舞われた。


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