盛岡タイムス Web News 2016年  11月  24日 (木)

       

■  広域の逸品 消費者にPR こだわりやユニークさ 盛岡商議所 小規模事業者応援に フェア初開催


     
  盛岡広域のこだわりの逸品が並んだフェア  
 
盛岡広域のこだわりの逸品が並んだフェア
 

 小規模事業者の優れた商品やおもしろいサービスにスポットを当て、販路拡大につなげるため、もりおか広域・逸品フェア(盛岡商工会議所主催)が23日、盛岡市内のホテルで開かれた。盛岡広域の24事業者が参加。消費者へじかに自社の商品やサービスをPRすることで、実店舗への誘客の機会とする他、新たな取引先の開拓、参加事業者同士の交流へつなげる一歩とした。

  小規模事業者の商品やサービスには、魅力的なものも多い一方、広告宣伝に掛けられるマンパワーや資金は大企業に比べると限られる。今回のフェアは、こうした小規模事業者の隠れた逸品を広く消費者に知ってもらう機会として初めて開催。会場には、こだわりの農産物などを並べる店舗の他、可食インクを使用して菓子などに文字やデザインをプリントした商品を紹介したmove企画(盛岡市高松)など、ユニークなサービスも目立った。

  同市中太田のキートスファームは、ミニトマトの品種プレミアムルビーのジュース、ブロッコリーやニンジンなどの野菜パウダーを出品。ジュースは、砂糖を加えていないにもかかわらず、甘味が強く、飲みやすい他、リコピンの含有量は通常のミニトマトの2倍ある。ブロッコリーのパウダーも、日本では食べられることが少ないが栄養価は最も高い葉と茎の部分を使用した。

  南幅清功代表取締役は「現在はスーパーの産直などを主体に販売をしている。一般のお客さんはもちろん量販店などの販売を拡大していきたい。冬場はあまりジュースは好まれないが、この商品は贈答用などにも向いているのでPRできれば」と話した。

  矢巾町のほそかわ農園は、5年前から栽培している黒落花生を販売した。黒落花生は国内でもまだ栽培が少なく、実を包む薄皮が黒く、一房に3、4粒の実が入っているのが特徴。売り場では、一般的な落花生に比べると香ばしく、薄皮にはアントシアニンなどの成分が含まれていることから、薄皮ごと食べられるゆで食を提案し、来場者に試食してもらった。

  細川浩光代表は「他の農家が作らない商品を作るようにしている。岩手では落花生を作っている農家はあるが、ゆでて食べる食習慣はない。お客さんの声を聞きながら、販路拡大とともに岩手の人にゆでて食べる食べ方も知ってもらいたい」と話した。

  盛岡商工会議所の高橋晃企業支援部長は「小規模事業者は競争力では大規模にかなわない部分もあるが、この地域ならではのさまざまな工夫や魅力のある店が多い。フェアそのものは物販イベントだが、消費者にこういったお店があるということを知ってもらい、その店の魅力に気づき、実店舗を訪れるきっかけになれば」と期待した。


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