盛岡タイムス Web News 2016年  11月  25日 (金)

       

■  盛岡市の高松の池 県内で鳥インフル陽性 死亡のオオハクチョウ 北大で確定検査へ 環境省が半径10`を指定 野鳥監視重点区域


     
  鳥インフルエンザが発生した盛岡市の高松の池  
  鳥インフルエンザが発生した盛岡市の高松の池
 

 環境省は23日、盛岡市の高松の池で死んでいるのが発見された野鳥のオオハクチョウの簡易検査の結果、鳥インフルエンザの陽性反応が検出されたと発表した。24日に検体を北海道大に送り、確定検査を実施する。確定検査の結果は1週間ほどで判明する予定。

  県自然保護課によると23日午後1時ころ、高松の池東側で野生のオオハクチョウ1羽が死んでいると盛岡東警察署から通報があった。盛岡広域振興局の職員が死体を回収し、死亡要因が不明であったことから、県中央家畜保健衛生所でA型鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、陽性反応が確認された。簡易検査では病性は未確定であり、確定検査の結果陰性となる場合もあるという。

  県では国の高病原性鳥インフルエンザに係るマニュアルに基づき、環境省に報告。環境省では同日付で、回収地点の半径10`圏内を野鳥監視重点区域に指定した。

  県と関係機関は24日、県庁で第2回食の安全安心関係危機管理情報交換会議を緊急で開催した。県の関係部局、関係団体が出席。本県での発生に加え、23日に秋田県秋田市の大森山動物園で飼育下にあったシロフクロウが新たに鳥インフルエンザで死亡したことなどについて、情報を共有した。

  県自然保護課では今後、環境省の指定した重点区域内の主要飛来地(高松の池、四十四田ダムなど)や主要河川(北上川、雫石川)など巡回を行い、監視を強化することで死亡個体や衰弱個体の早期発見・回収に努める。県民への適切な情報提供に努めるほか、確定検査の結果を受け、適切な対応を行う。

  県畜産課によると、回収地点の半径3`圏内に100羽以上を飼育する養鶏場はない。3`圏内で飼育羽数100羽未満の養鶏場は7戸あり、24日に県中央家畜保健衛生所から発生情報を連絡。飼育状況に異常がないことを確認し、予防の徹底を呼び掛けた。また、同日は県内で100羽以上を飼育する全養鶏場(511戸)に対し情報提供と野鳥などの侵入防止対策について注意喚起を依頼した。


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