盛岡タイムス Web News 2017年  1月  20日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉336 草野悟 恩師からの差し入れ


     
   
     

 正月気分って、いつまで浸っていればいいのでしょうか。個人差もありますが、1月いっぱいは(正月気分で)いいのかなと勝手に思っています。

  そんな中、私の敬愛する恩師で神戸に住む94歳の石原健一先生から、「いい酒を飲んで、いい仕事をしなさい」と、新潟の銘酒「越乃寒梅」と「八海山」が届きました。石原先生は、阪神淡路大震災で被災した方です。私にとっては人生の大恩人であり、尊敬してやまない偉大な方なのです。数えきれない叱責を受け、多くのことを学びました。時々は褒めてもくれました。年に数回、神戸に行って石原先生のお顔を見るのが何よりの楽しみです。

  早速1月半ば、わが家で友人数人と新年会をいたしました。真剣に昨年の反省をし、今年の三陸鉄道の行方を真剣に議論しましたが、それはわずか30分程度で、後はしっかりとワイワイガヤガヤの酒宴となってしまいました。「うまい」と何度も叫んだのは、三陸鉄道の総務部長M上さん。「この酒はね…」とうんちくを傾け滔々(とうとう)と話すのは、営業企画部長のA沼さん。ともに三鉄の強力なエンジンとして大活躍しているお二人です。さかなは、私が懇意にしている三陸鉄道北リアス線の佐羽根駅にある「悠々亭」のご主人、中澤さんから頂いたエゾシカの焼き肉です。エゾシカは当然、本州にはいません。中澤さんの北海道の猟師の友人から送ってもらった立派な足の付け根の肉です。滋養に富み、コクとうまみが渾然(こんぜん)一体となったエゾシカの焼肉は、まさに肉界のキングです。大きめの焼き肉をがぶっと食べ、八海山をグビ、また焼き立て肉を口に運び、越乃寒梅をグビ。M上部長とA沼部長、飲みっぷりも食べっぷりもお茶目っぷりも最高潮に達し、会話も弾みました。

  でも支離滅裂。新年らしく、壮大な夢が次々と披露されましたが、翌朝、二人はまったく「記憶にございません」と。2017年、きっと楽しさも、苦しさも、悔しさも、365日いろいろ混じってくるのでしょうね。何歳になっても夢を追い、実現に向かって全力で突っ走る、やや不良がかったM上部長とA沼部長にエールです。今年も楽しめそうです。(岩手県中核コーディネーター)


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